平素よりお世話になっております。
保護者の皆様、OBGの皆様、関学ラクロスに携わる全ての皆様、日頃より多大なるご支援・ご声援誠にありがとうございます。部員130名が、最高に熱狂的に努力できたのは本当に皆様のおかげです。今後とも変わらぬご支援のほど、よろしくお願い致します。
たくからご紹介に預かりました、4回生Frコーチの中西有久理と申します。
まずはたくの紹介からさせていただきたいと思います。彼は一言で言うと気分屋だと思います。(笑)練習中にめちゃくちゃ怒ってる声聞こえるなーと思うと、自分がいいプレーが出来るとすぐに笑顔が見えます。そんな彼ですが、今シーズンはATリーダーとして、開幕戦の先制点、阪大戦のものすごいスタンシューなど、プレー面で最強OF陣を作り上げてくれました。また、引退してからも1回生練習にきてくれて、たくさん教えてくれました、ありがとう。社会人でラクロスをするのかは分かりませんが、今後も仲良くして欲しいものですね。
たくの紹介はここまでにして、本題に入らせていただきます。
例年、ラストブログでは自分の4年間を日記のように記す方が多く、ぼくもこれまでそれを見て本当に心を動かされていました。ここでは、ぼくも例に漏れずそのように書かせていただき、その中でも、ラクロス人生で1番悩み、喜び、泣いたこのラストイヤーについて書かせていただきたいと思います。
長く拙い文章ですが、ラクロスに全てを捧げた4年間を記しておりますので、最後まで読んでいただければ幸いです。
1年生。正直、日本一に惹かれたとか、日本代表を目指せるからとか、そんなかっこいい理由で入部した訳ではなかった。なんとなく中学から同じ部活だったきのぐらこと木下くんと体験会に行き、初めてラクロスというスポーツを見て、ヘルメットとか付けてスポーツしたらモテそうという理由で入部したのを覚えています。(笑)しかし、入部してからは毎日壁に行き、同期たちと遊びながらでも深夜まで必死に練習し、上手くなるのが本当に楽しかった。そして、サマーは予選負けとなってしまったものの、京都カップ、ウィンターと優勝に加え、ウィンター決勝ではスタメンで得点し、充実したラクロス人生を歩んでいた。
2.3年生。ここは、2年間をひとまとめにして書いてしまうほど、ラクロスから逃げてしまっていた。2年生の最初にあかつき杯で優勝してから、正直頑張ったと言える期間はほんの少ししかなかった。本当に自分に負けてしまった1年強であったと感じる。今こうして書くのも嫌になるくらい、いい思い出はなかった。
そして、時は過ぎて3年生の12月。毎年行われるコーチ決めの時期がやって来た。プレイヤーとしてラストイヤーを過ごし、4年生こそリーグ戦で活躍したい。そう思っていたが、どこかで本気で日本一を目指す集団の一員として、100%の努力をやり切れる自信がなく、幹部陣や同期との話し合いを何時間も経て、コーチとしてラストイヤーを過ごす決断をした。
当時は、コーチになったものの、他人のために自分の1年間をかけれる自信がなくて、この先やっていけるのか不安でしかなかった。
そして、長くなるので割愛しますが、1回生コーチになることが決まった。
1回生コーチとして過ごしたこの1年間は、本当に辛く、悩み、苦難の連続だった。しかし、それ以上に本当に幸せで、楽しくもあった。
今年度は、本当に3冠を達成したい思いが強く、入部希望者全員と面談をして、想いが強いメンバーのみに入部をしてもらい、僕たちが集めたこのメンバーとなら確実に3冠を達成することができると信じて、本当に楽しみだった。
しかし、サマーは決勝リーグ初戦負け、京都カップは0勝で予選負け。全く自分の思い描いていたチームではなかった。他大学の1回生コーチは社会人や院生など、昨年度までリーグ戦で活躍していた方々が務める中、やはり自分のようなペーペーな4年生がコーチをやっていても勝てないのか、勝つ喜びとラクロスの楽しさを1回生に教えることが出来ず、どうすれば勝てるのか、どうすれば強く、いいチームになるのか、本気で悩んだ。
その他にも、全く壁に行かない1回生、備品ミスの連発、1回生らしからぬ練習中の雰囲気。最低の学年と周りに言われ、本当に悔しかったし、それに対して何もできていない自分が本当に情けなかった。
そして、京都カップ予選敗退後のミーティング。後で書きますが、ここが1回生チーム最大のターニングポイントだったと思う。
そうしている間に、関西ファイナル。同期たちのまさかの引退があった。試合終了の笛が鳴ったとき、最後の集合のとき、同期の涙を見て、現実を受け入れられなかった。しかし、この出来事は悲しみと同時に、自分を奮い立たせてくれた。これでもうウィンター勝つしかない、いや、絶対に勝たなあかんって、本気で思った。
そして、なんかコーチやから1回生に壁行け、動画見ろ、シュー練しろって言ってるだけで、自分自身別に努力してなくない?って、やっと気付かされるきっかけとなった。
そこからは、日常生活のほとんどをラクロスに費やした。もちろん週5回部活行って、毎日動画見てフライ管理のシミュレーションして、Aの動画見て使えそうな戦術漁って次の日の練習で解説して。胸を張って「俺は頑張ってる」と言える取り組みをした。
やり始めるのは遅かったかもしれない。でも、コーチやからこそ、1回生チーム34人の中で誰よりも勝ちたい想いは強く持ったし、コーチボックスでも誰かの成功を1番喜んだ。
そして、先ほどのミーティングの甲斐もあって、チームはいい方向に進んで行った。1回生の中でちょっとネタになっていたけど、本気で全員目の色が少し変わっていくのが分かった。
そして、京都カップ交流戦全勝、ウィンター予選全体1位で通過。結果は付いてきた。
-そして、12/7。-
ついにこの日がやって来る。1回生コーチをやると決めた日から、1年間この日のために捧げてきた日が。
1回生、まずは、決勝トーナメントまで連れてきてくれてありがとう。おれは、この日に自分のラクロス人生全てを賭ける。緊張するかもしれない、思ったプレーが出来ないかもしれない。でも、コーチボックスに4年間の全てを賭けた3人がいる。スタンドには何回やらかしても変わらず声援をくれる上回生がいる、ベンチには本当に心強い同期のスタッフがいる。
自分のためだけに戦うな。勝たなければいけない理由がたくさんある。
絶対に、関西制覇の景色見にいこう。絶対やれる。信じてます。
繰り返しになりますが、改めて1回生コーチとして1年間過ごすことができて、本当に幸せだった。
正直何回もムカつくことはあったし、なんでこんなんもできひんねんとか思ったことはあるけど、1回生31人が心の底から大好きだし、同期の存在が2学年あるみたいで楽しかった。1回生コーチをやったことを後悔したことは1度もないと、胸を張って言えます。
最後に。
“誰かの成功を本気で喜び、誰かの失敗を本気で悔しがれること”
こんなに幸せなことはないと、この4年間で気付いた。
特にラスト1年は、主将のふおん中心に作り出すこのチームが大好きで、全ての人を愛すという理念が、自分にも定着していくことをひしひしと感じていた。
プレー面など、来期以降、コーチとして後輩に何かを残すなどのことは出来ないけど、この気付きだけは、後輩のみんなの心の片隅に置いておいて欲しいと思います。
本当は同期、1回生、1年間一緒に走り続けてくれたかんたときのぐら、本当にお世話になった植地さん等、全員に感謝を書いていきたいのですが、ウィンター決勝がまだ控えていること、このブログが長く、飽きている方もいらっしゃるのではないかと思い、ここでは控えさせていただきます。また、直接言わせてください。
この4年間を通じて私に関わってくださった全ての方々、本当にありがとうございました。
長くまとまりのない文章となってしまいましたが、これにて私のラストブログを終わらせていただきます。
2024 一回生コーチ 中西 有久理
次にバトンを回すかんたの紹介をしたいと思います。
彼は、誰よりも全力です。1回生の練習でも、毎日防具をつけ、誰よりも早くメニューに入り、背中でコーチの威厳を示してくれました。
そんな彼とは、この1年間何度も言い合いや小競り合いをしましたが、かんたと作る1回生OFはとても楽しく、1年間一緒に頑張れて本当に良かったです。ありがとう。ウィンター、絶対優勝しよう。
ではかんた、よろしく!
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