まず初めに、OBG並びに保護者の方々、その他関係者の方々、平素より、多大なるご支援ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
上田くんから紹介いただきました4回生アナライジングスタッフの山崎貴之と申します。センスがいいとのことでしたが、僕にとってはセンス良くありたいと常日頃から強く思っているので、かなり嬉しい言葉です。ありがとう。
いきなりですが、皆さんは最近「ドラマ」を観るでしょうか。
昔は観てたけど、最近はぱったり観なくなったなあ、Netflixで見たい時に観るもんでしょ、ドラマよりYouTubeでしょ。そんなもんより6on6のビデオでしょ。
いろんな意見があると思います、それでも1週間に1話ずつ3ヶ月ほどに渡って続いていくのが連続ドラマの良いところ。とても良い作品に巡り会えると、大袈裟かも知れませんが「生きる希望」、そうでなくても「毎週の楽しみ」、そうでなくても「毎週○曜日の楽しみ」くらいにはなるのではないでしょうか。僕はドラマにはそんな力があると信じています。
この秋ドラマのおすすめは「silent」で、最近まで看護師として働いていて、最近デビューしたという異例の経歴を持つ脚本家さんが手掛ける話題作。とにかく演出が素晴らしい、ドラマ好きには堪らない、そんな作品です……
おいおい、ラクロス全然関係ねぇじゃねぇか。ご安心ください、ここからです。
この夏放送されていたドラマに「初恋の悪魔」という作品がありました。これは昨年話題となった「花束みたいな恋をした」も手掛けた、さらには親世代?でいうところの「東京ラブストーリー」などを手掛けた坂元裕二さんという脚本家さんのドラマでした。
このドラマの中で印象に残っている言葉を一つ紹介しようと思います。
「幸せそうな人を見てどう思うかで、自分が幸せかどうかが決まる」
幸せそうな人を見て、湧き出た感情が自分の今の状態を表している。僕はそんな風に捉えました。
この言葉からこんなことを思い出したんです。
「日本一を取ったときに、自分が喜べるかどうか」
この言葉は、去年の今頃、選手を引退し、今年のコーチ陣を決めるミーティングの際に出てきた言葉です。
この言葉を、今、ドラマの一節も踏まえて言い換えるなら、
「日本一を取ったフィールドの選手たちを見てどう思うかで、自分が幸せかどうかが決まる」
でしょうか。
フィールドで戦う選手を見てどう思うかまでは“自分”ですが、幸せかどうかは“自分”で「決める」のではなく、誰かによって(神様とかでしょうか)自動的に「決まる」というのがこの言葉の重みであって、好きなところです。
特にこの言葉は試合をスタンドから見る下級生に贈りたいと思います。フィールドで喜ぶ先輩や同期、後輩を見て、あなたはどう思うでしょうか。
来年は絶対この場に立つ!というポジティブな想いでしょうか、どうしてスタンドで見ているんだろうというネガティブな想いでしょうか。
下級生の間は、これに正解は無いと思います。どれもこれからのために必要な想いでしょう。
しかし、4回生となってからは違います。日本一となった時に、心の底から湧き出てくる感情で自分の幸せ、そしてこれまでの4年間の意味が「決まる」はずです。それが僕の『Answer』なのでしょう。
少し難しい話にもなってしまいましたし、拙い言葉ではありましたが、少しでも多くの人の心が動けば、また、何か感じ取ってもらえれば、それでいいなと思います。僕からは以上になります。ありがとうございました。
さて、次は、アナライジングスタッフをまとめてくれていると言っても過言ではない森くんの登場です。あの大きな体からは想像できない、スタバ店員としての一面も持つというギャップを持ち合わせたそんな彼の文章に期待したいと思います。
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