平素よりお世話になっております。
まず初めに日頃より応援をして下さるOBG、保護者、関係者の皆様いつも多大なるご支援、ご声援誠にありがとうございます。
内藤大から紹介に預かりました4回生MDの西 大夢(ニシ ヒロム)と申します。
まずは、ブログを回してくれた内藤大の紹介をします。彼は入部当初、ナイバー(関学高等部出身)の圧を外部の僕に浴びせてきて、「俺の道開けろ」オーラがメラメラでした。当時は本当に怖かったです。しかし時を経て今では、練習場所の西稲名公園に着くと、高確率で僕のために横を空けて荷物が置けるように待っていてくれています。更にはゼミも僕と同じにしてきました。4年間でこんなにも愛してくれるようになって僕はとても嬉しいです。これ以上言うと、彼にこのブログを読まれた次の日の練習で彼に会うのが恥ずかしくて変な感じなりそうなのでこの辺りで紹介を終えて、僕の最初で最後のブログの本題に入り、この場を借りて思いを綴らせていただきます。
大学生を振り返ると「負け」から始まった。
僕は3歳からサッカーを始めて、高校3年生までクラブチームや主将などあらゆる経験をすることができ、大学でももちろんさらに高みを目指して、全国的にも有名な関西学院大学サッカー部に入ることを夢見ていた。しかし実際、サッカー部に入るためには体力テストがあり、そのテストに落ちてしまい入部できなかった。15年間ずっと憧れて追い続けてきた夢を諦めるという現実はあまりにショックで、お先真っ暗な状態で大学生活がスタートした。ただ学校に行って、授業を受けて教習所行って、バイトに行く日々。そんなある日大学で知り合った友達からラクロスというスポーツがどうやらおもろいと聞き、話だけ聞こうと座談会に行った。そこで、ギンギンな目をしたおもしろそうな先輩がいるな。日本一も目指せる?ほんなら入ってみるか。そんな軽いノリだった。その時話した先輩はひとつ上の偉大な先輩、有澤さんと順平さんだった。あの日、目をギンギンにしていただきありがとうございました。おかげでラクロスという新しい大きな夢と出会うことができました。
そんなふうに始まったラクロス生活。しかし僕のラクロス生活はとても苦しいものとなった。
「怪我」
僕のラクロスストーリーを語る上で切っても切り離せないワードだ。僕はこのラクロス生活において嫌と言うほど怪我で悔しい思いをしてきた。度重なる肉離れ、靭帯損傷、腰痛など。トレーナーがまとめている怪我リストから僕の名前が3年間消えていないらしく、それほど必ずどこか怪我をし続けてきた。特に去年2021年シーズンは離脱期間が長く、ほとんどフルパフォーマンスを出せずに終わった。見学をしていると、「なにあいつさぼってんねん」とチームの士気を下げてしまう。怪我をかばってプレーすると、パフォーマンスが落ちてしまう。上手くなりたい、評価を上げたいとフルでパフォーマンスしようとすると痛めているところが悪化してしまう。こんな経験をしたことがなく、自分でもどうしていいか分からなかった。もうスポーツマンとして限界なのだろうか、4年の春先でプレーヤーを引退するべきなのかもしれないと考えることが多くなった。僕にとって2021シーズン最後の試合だったBリーグ準決勝では、もう最後のラクロスの試合かもと試合中にも関わらず涙が止まらなかった。
そして新たに2022シーズンが始まった。なんとかプレーヤーとして残ることができた。去年は何もチームに貢献できていなかったのに、期待してプレーヤーとして僕を残してくれたリーダー陣、大きな覚悟を決め現役を引退し、サポート側へと転向してくれた今のコーチ陣。本当にたくさんの人の思いを背負ってプレーしなければいけないと強く思った。もう自分の思いだけでラクロスをするのではないと気付かされた。しかし、やっぱり怪我という存在は僕から消えることはなかった。でも大きな離脱はなくプレーを続けられている。その理由は間違いなくトレーナーという心強い味方がいるおかげだと思う。毎日、汚い足を差し出しても嫌な顔せず、テーピングを巻いてくれてありがとう。正直、今僕はトレーナーがいなければプレーできない。オフの日に他大に武者修行に行こうとしたが、トレーナーがいないし練習できないから行けない。そんな事もあった。この怪我を通して僕はどれほど多くの人に支えられているかを感じることができた。僕ができることは、これまで支えてきてもらった恩を結果で返す。プレーヤーにはその使命がある。
関東一強と言われ、おそらく今年も関東が優勝すると多くの人は予想しているだろう。でもそんなことはどうでもいい。周りから「関東に勝ったら奇跡」って言われてもいい。それならその奇跡を信じて闘い続けたい。
「全身に何百の武器を仕込んでも、腹にくくった1本の槍にゃ敵わねえこともある」
"ワンピース バラティエ編"のゼフの言葉。ワンピースの中で1番好きな名言だ。絶対勝つんだ!という、その1本の槍を最後まで持って闘う。
そして、もうひとつの言葉。
「大きな夢を持ち続けろ!」
これは僕の両親が与えてくれた、名前という名の一生をかけたメッセージである。
世の中にはいろんな名言が溢れているが、そんな中でも、僕はこの言葉を1番大切にしていて、この名前に誇りを持っている。僕の両親も正直最初の方は、サッカーを続けて欲しかったと思っていたと思う。ラクロスがお前のとって大きな夢になるんか?と思われたかもしれない。でも11月27日、必ず4年間の僕の覚悟を見せる。
実は、非常に私事だが、11月26日に姉の結婚式がある。その次の日27日に僕が日本一を獲る。姉弟そろって両親に最高の週末をプレゼントさせたい。必ずします。
長くなりましたが最後まで読んでくださりありがとうございました。同期や後輩、そしてスタッフに感謝のメッセージも書きたいところですが、直接伝えた方が100倍いいと思うので、ここではやめておきます。これで僕のブログはおしまいです。
次に僕がブログを回すのは同じ芦屋出身の藤城翔吾です。彼は可愛いです。酔うと1人で歩けません。三田の帰りのバスでお互い資格の参考書持ってて、5分後見たら寝てます。暗算めちゃ早いです。フージーって呼ぶと一際喜びます。全てが愛くるしいです。そんなフージーにはポップでキュートなブログを期待したいところです。
それじゃ、フージーよろしく!!
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