平素よりお世話になっております。
まず始めに、保護者、OBGの皆様を始めとした関係者の皆様、日頃より関西学院大学体育会ラクロス部男子への厚いご支援、ご声援に対し、御礼申し上げます。
ATリーダーの井田から紹介に預かりました、副主将#10の井上祐己です。
まず初めにブログを回してくれたけいやの紹介をしたいと思います。
彼との出会いは高校1年生の時。
入学式を終え、目の前に座っていたのが小さくて黒くてやかましいけいや。クラスも部活動も同じだったので3年間毎日登校を共にした仲です。英単語帳を持ちながら遅刻してくるか、iPhoneを横に持ちブロスタをやりながら遅刻してくるかの2択。プライベートでも高確率で遅刻。
でもそんな事でも平気で許せてしまえるぐらい仲がいいです。何をするにしても自分の1歩前を行くけいやの背中があったから何事も頑張ってこれたと思う。今までの7年間も、そしてこれからの社会人でも常に背中を追わせてもらおうかな。
そんな彼に最後一つだけ。
部活動で2度の遅刻。両方とも僕は奇跡的に就活でいなかったからその場には居なかったけど面接終わりにLINE見て驚愕したよね。
社会人で遅刻なんてしたらおしまいだよ。。。って言いながらけいやが社会人になって始末書を何回書かされるのか楽しみで仕方がありません。
僕の予想は3年間で5度の遅刻で解雇。路頭に迷うけいや。何かあればいつでも連絡ください。ニコニコ笑顔でお出迎えするからね!
とりあえず社会人ラクロスを一緒にしている間は土日のおはようLINEは僕をメンションしてくれていいよ!
けいやとは死ぬまでの付き合いだと思うけど、これからもよろしくお願いします。
ちょっと関係ないかもしれないけど、けいやのパパ、ママにも少しだけ。
7年間色々とお世話になりました。試合の日に2人に手を振るのが僕のルーティンでした。おそらく息子のけいやより2人を見つけるのが早かったし、手を振って写真を撮って貰ってた気がします。沢山のエネルギーが貰えて、毎試合集中することが出来ました。学生としてのラクロスは終わってしまいましたが、社会人でもおそらくするつもりなので、是非会場に足を運んで頂けると喜びます。飛びっきりの笑顔で手を振らせてください。本当にありがとうございました。
Last blog
選手としての4年間を終え、ラストブログを書く順番が回ってきた。本来であれば、全学決勝を控えた状態で書くはずが、それは叶わなかった。まだ気持ちの整理が出来ていないけど、心の赴くままに書こうと思います。文章力もなく、拙い文章で読みにくいと思いますが、ご一読いただけますと幸いです。
2023年10月22日 たけびしスタジアム京都
Final3 準決勝 vs同志社大学
試合終了を告げるホイッスルが鳴った。
膝から崩れ落ちた。
僕の目の前には去年と全く同じ景色が流れていた。
会場はたけびしスタジアム。相手校の名前を大きく刻んだ電光掲示板。飛び跳ねながら喜ぶ相手チーム。呆然と立ち尽くすチームメイト。
「終わってしまった」
突然の引退に言葉を失った。受け入れられない現実を突き付けられ、僕の頭は思考することをやめていた。
去年、Final3決勝戦で京都大学に敗れたあの日から、先輩方が忘れていった関西優勝、日本一という称号を掴み取るために始まった2023年。
結果は関西3位
目指していた理想からあまりにも程遠い結果に引退して1ヶ月経った今でも受け入れられない現状がある。
ただ、後悔はしていない。
最高な同期と、生意気な後輩達と全力で駆け抜けた1年だったから。
みんながいたから頑張れた。本当にありがとう。
ラクロス部での自分の4年間について少し長くなると思いますが話したいと思います。
何事も中途半端で言い訳ばかりする。そんな弱い自分を変える為、そして母からの言葉を受けて僕のラクロス人生は始まった。
小学生低学年から始まった僕のスポーツ人生。大会に出たことあるスポーツはドッジボールから始まり、野球、卓球、バスケ、バレー、陸上、サッカーとかなり盛り沢山である。
何故ここまで色々なスポーツをやってきたのか。理由は2つある。1つ目がシンプルに動くことが好きだから。2つ目がそれなりに何でも出来たから。自分で言うのは変だけど、平均よりは運動が出来る方だと思ってる。
ただ、それなりに何でも出来た事が自分の弱みでもあった。
何をしても最初は誰よりも器用にこなし、そして誰よりも上手くいく。センスに甘え続けた結果、努力をしない人間になってしまった。
(体育では常に無双し続け、成績には困らなかったけどね笑)
人生で1番長く続けたサッカーも、中学生まではセンスだけでスタメンを取り、努力をせずに何とかなってきた。
しかし、高校サッカーはそう上手くいかなかった。一人一人が前チームでスタメンを取ってきたようなメンバーで、努力をしない自分が通用するはずもなかった。
Aチームの試合なんて出れるわけも無いし、しまいには実力もないのにBチームのコーチと喧嘩したり、文句を言い続け、ラスト1年の春頃までは干されてしまう始末。
そこからは気持ちを入れ替えて、しっかり練習に取り組んで最後はBチームでスタメンには入れるようになった。もちろんずっと努力を続けているAチームの人達には遠く及ばなかったけどね。
高校サッカーの引退の日、
「ひろきが全力でプレーしている姿が大好きだったよ」
と母から伝えられた。
自分の為に続けてきたスポーツが、知らない間に小さいながら人に影響を与えてたのだと気づいた。
関西学院大学男子ラクロス部
カレッジスポーツであるラクロス。努力した分だけ上手くなれるし、ライバルも沢山いる。そんな厳しい環境に身を置くことが自分の成長、そして母の気持ちに応える最適解だと思い、入部を即決した。
1回生
コロナ禍でオンライン授業だったから、朝から晩までけいや、くぐり、しょうじろうの3人とひたすら壁打ちする所からラクロス人生が始まった。
早朝に売布に集合して朝も昼も壁で食べて、そのまま壁終わりにみんなで夜ご飯食べに行った事もあったよね。
イヤホンを付けて授業のZoomに参加しながら壁打ちし続けた日も。
今考えると意味がわからないぐらいラクロスと向き合ってた。けどそれだけラクロスにのめり込むぐらい初めの頃はやればやるほど成長出来て、楽しいしかない日々だった。
この1年間で試合はあまり経験出来なかったけど全く悔いの残らない1年を過ごすことが出来た。
2回生
けいやとくぐりの異常な成長幅についていけなくなった。
悔しい気持ちはあったけど必ず追いついてやると思いながらラクロスをし続けた。
1回生の頃よりは楽しくは無かったけど、真面目にラクロスに取り組めたと思う。
それは同じポジションで同じ成長曲線を描いてくれていたしょうじろうの存在がかなり大きかったと思う。
しょうじろうはブログでけいや、くぐり、そして俺を含む3人が飛び抜けていた。なんて嬉しいことを言ってくれてたけど、自分の中では正直そんなこと全然なかった。
彼ら2人に追いつく為に、そしてしょうじろうに置いていかれないように毎日必死だった。
そんな日々が功を奏して2回生ながら4人でBリーグメンバーに入って戦えたことはいい思い出だった。
3回生
正直3回生が1番キツかった。
2022年シーズンが始まった時、割と順調に成長してきてつもりでいた自分は3回生ではAチームだろうと勝手に思っていた。
しかし、新年早々に必要とされてないことに気付かされた。
「お前をAチームに入れているのは実力じゃない、余ってる枠の人数合わせやぞ」って当時のATリーダーに言われ、新チームの2回目の練習でBチームに落とされた。
次の日の練習からはAチームに入れてもらえていたものの、あの言葉を受けてからは本当に自分がここに居ていいのかって常に思い続けたし、かなり居ずらかった。よしとと2人で愚痴を言い続けながら、支え合いながら踏ん張った日々が懐かしい。
Aチームではあったものの、オフェンス陣はかなりのタレント揃いで自分が付け入る隙なんて1ミリもなかった。
関東遠征に行っても2日間で出場時間は0秒。
交通費を渡してくれて、頑張ってこいと言って送り出してくれた親になんて伝えればいいか分からなかった。
どん底だった。
そんな時に出会ったのがショートディフェンス。
練習試合の時に体調不良や怪我でショートディフェンスが少なく、オフェンスとして試合に出ずに体力が有り余っていた自分が代わりに出場する事になった。
何故か、それなりに活躍できた。弱みだと思っていたそれなりに何でも出来る部分が良い方向に行ってくれた。
次の日の練習からはディフェンスとしても練習をするようになった。
「二兎を追う者だけが二兎を得る」
この言葉を胸にオフェンスとディフェンスの両方に力を注いだ。
最後の最後までオフェンスの枠を奪うことは出来なかったけど、ディフェンスとして試合にほぼフル出場し、置かれた場所で咲くことができたと思う。
4回生
結論から言うと最高に楽しい1年だった。
だけど最初は不安だらけ。3回生の時にはオフェンスでは全く公式戦に出ていない自分がオフェンスの1人として試合に出ることが出来るのか。
ただ、考えても仕方がないからとにかくやるしか無かった。自分の武器であるミドルシュートをとにかく磨き続けた。
その結果、今年1年間の練習試合、公式戦の得点数がチーム内で2番目になる事が出来た。得点の9割がミドルシュート。
1on1を仕掛けることなく自分の打ちたい場所で待機し続ける俺に少し文句を言いながらも常にオンボールをし、パスを供給してくれた橋本たく君。たくが居たからこの1年間オフェンスとして輝くことが出来た。ありがとう。
社会人1年目
goldzealer入団予定。
おっと。この続きはまた別の機会に。。。
まだまだ自分の4年間について書きたいことは山々ですが、ここで一旦区切りたいと思います。
ここからは感謝とメッセージを伝えたい。
井上家の皆様
今まで井上祐己というスポーツ選手の熱狂的なファンであり続けてくれてありがとう。
この4年間は本当に人生で1番努力し続けた4年間と胸を張って言えます。それもこれも全部家族のおかげです。家に帰ればご飯が用意されていたし、金銭面でも支援し続けてくれたから何も苦労せずラクロスに集中できました。本当に頭が上がりません。
これからは社会人になり、しっかり還元していくので楽しみにしておいて下さい。そしてこれからも優しく見守ってやってください。ありがとう。
同期の皆
最高の4年間をありがとう。
もう少しだけみんなとラクロスしたかったけど、あんな感じの結末も僕達っぽくていいよね笑
みんなには卒部アルバムとかで色々と感謝伝えてるからここでは少なめにしときますが、本当にみんなと同期で良かったです。仲良いのか悪いのか分からないぐらいの関係性で、でも一緒にふざけ合って、ディスりあって、試合になれば頼りになる。今からはたっぷり時間があるからみんなで沢山遊んで、めっちゃ仲良くなろうね。4年間ありがとう。最高でした。
けいや、くぐり、しょうじろう
君たちが居たから僕はここまで人として、そしてラクロスプレイヤーとして成長できました。
ラクロスIQも技術も高水準で周りを机上の駒のように動かし続け、時には自分で相手をぶち抜いて得点を決めるけいや。
変人で練習中でも常にボケ続けてるのに誰よりも愚直に努力して背中で見せ続けてくれたくぐり。
ボケとツッコミは量より質でかなり高度なお笑いを、ラクロスでは常にライバルとして張り合ってくれたしょうじろう。
高校3年生の時に君たち3人をラクロス部に勧誘してよかった。そのおかげで最高の4年間を過ごすことができました。これからもずっと一緒にいようね。
1回生の皆
1年間ありがとう。あまり関わることは出来なかったけど、試合の日は率先して応援してくれて嬉しかった。
君たちはあと3年間もラクロスが出来ます。この3年間誰よりも努力し続けて、後悔のないラクロス人生にしてください。ちゃんと社会人になっても応援に行くからね!あとウィンター優勝お願いします。終わり良ければ全て良しです。お願いね!
2回生の皆
2回生に言いたい事は1つ。
もっと全力になった方がいい。
2回生は本当に二極化していると思う。あくまで僕の意見だから気にしなくてもいいんだけどね。サボってる人がかなりいるように思う。
せっかくラクロス部に入部したんだからもっと努力した方が良くない?もちろん学業やバイトも重要だと思う。けど、まだ甘えている部分はある。
全員がじゅんきぐらい努力したら絶対に日本一になれるポテンシャルがある。じゅんきはアホやし身体引き締まってないし、訳分からんところからシュート打つし、キーマンのロングに対して滾って突っ込んでボールダウンされるけど誰よりも努力してる。そして誰よりも上手くなってる。彼のラクロスに対する姿勢は真似してみんなが向き合ってみて。
君たちなら最高の景色が見れると思う。応援してます。2年間ありがとう。
3回生の皆
3年間本当にありがとう。君たちが1つ下の代で良かった。
去年俺が一方的にライバル視していたふおん。
ひろきさん!ひろきさん!とニコニコで寄ってくるこういち。
俺が点を取った時にここぞとばかりに呼び捨てしてくるせいじときらこう。
24番を受け継いだのにリーグ戦で全く着てくれないさいき。
兄貴と呼んでくるふみや。
実はめっちゃ好きなくせにひろきさん大嫌いって嘘をつき続けるありさ。
長くなるから1人ずつは書ききれないからこれはほんの一部だけどほんと3回生はみんな最高な人達ばっかりで同期のようだった。
準決勝で敗れた時、4回生と同じぐらい悔しがってくれてたみんな。ここまで一緒になって本気で戦ってくれてありがとう。
ラスト1年、今までと比にならないぐらいしんどい日々だと思うけど、最後まで走りきってください。本当に3年間ありがとう。
後輩達みんなにもう1つ
スーパープレイじゃなくて良いもん。
ただ平凡なプレイを積み重ねよう。
価値ある命を身に付けてるのに余計なもん身に付けてどうするの?
茨道も獣道もそこに道があるんなら歩いてみよう。
最初から実力で負けているのに生き様で負けちゃってどうするの?
これはラッパーのGADOROさんのpinoって曲の歌詞。
得点や相手のボールダウンを誘発するようなスーパープレイだけじゃなくて、グラボ、全力の寄りだったり部活以外の普段の生活から当たり前のことを当たり前にこなして積み重ねて行ってください。
関学ラクロス部は関西でも別に強くない。だからチャレンジャーとして、常に成長し続けて欲しい。価値ある4年間にして欲しい。複数の選択肢があるならしんどい選択を取り続けて欲しい。他大学にラクロスでも生き様でも勝って欲しい。
日本一どころか関西1も取れなかったちっぽけな先輩からのアドバイスでした。
ここまで長々と綴って来ましたが、最後に後輩たちに宣戦布告したいと思う。
全日決勝で学生代表の関西学院大学男子ラクロス部を倒して日本一になる。
僕は叶えられなかった自分の夢や目標を後輩に言葉だけで託すのは何か無責任に投げ捨ててるような気がしてあまり好きじゃない(悪いとも全く思わないけどあくまで個人的な意見)ので、この様な伝え方をさせてもらいます。
僕の今後の目標は君たちに勝利して日本一になること。
学生一の称号を手にして全日の舞台まで登ってきてください。僕も関西を勝ち抜き、関東を倒して全日の舞台に立ちます。最高の舞台で最高の相手と試合をする。そんな日を夢見て、引退した今もクラブチームや他大の練習に参加し、後輩に何してるんですかって笑われながらも1人でトレセン行って筋トレをし、1人で壁打ちしてます。
後悔はないと言いながら引退してからもラクロスから離れられない未練タラタラ野郎からのメッセージはこれで以上です。
まだまだ伝えたい思いは沢山ありますがここら辺で終わりたいと思います。ここまでお付き合い頂きありがとうございました。
次に回す粟田くんの紹介を少しだけさせていただきます。
彼は僕たちの学年で1番最後に入部した選手です。やればやるだけ上手くなれるラクロスにおいて、約1年のハンデをいきなり背負った彼ですが、努力を続けメキメキと成長し、去年からリーグ戦のメンバーに入り、今年はスターティングメンバーとかなりの努力家です。まぁ、最後の同志社戦は体調不良で全然出れてないんだけどね笑
また彼は主務も兼任しており、ラクロス部の組織を根底から支えてきました。彼の仕事量を知らない人がほとんどだと思うけど、引くほど仕事とラクロスしてました。次、粟田くんに会う時にみんなしっかり感謝を伝えるように。
この1年間、僕の助手席に1番座ってたのはあわちゃんかもしれないね。家が近いってこともあって、彼を拾うのは大体僕だった。皆で夜中ボーリング行く時も、2人でゴルフの打ちっぱなしに行く時も、雨の日に学校でトレセン行く時もずっと隣にはあわちゃんが居た。
いつになったら僕を拾ってくれるのかなって楽しみにしてたけど、あわちゃんと2人で何気ない会話しながらドライブするの結構好きやった。
けど、もちろん腹立つ部分もたっぷり。終電がなくなった時必ずと言っていいほど電話を掛けてくる。夜中もう寝ようとしてベッドに入ってから何回寝巻き姿で迎えに行ったか。色々な所に呼び出されて、酔っ払って気分のいい彼を家まで送る。
終電ないから三ノ宮まで迎えに来てって連絡来たから迎えに行ったらあわちゃんの後ろに知らない女性1人と知らないガタイのいいアメフト部数人が立ってたこともあった。断れる訳もなくみんな送ってあげたけどかなり重罪。
けどここまでされても迎えに行くことをやめないのはあわちゃんのことが結構好きやったからなのかもしれない。
まぁ次はもちろん見返りがないと迎えに行かないと決めてるけどね。
あわちゃんは社会人1年目は東京らしいからあまり会う機会がなくなるかもしれないけど、今この社会人までの期間に旅行も飲みにもいっぱい行きましょう。楽しみに待ってます!
てことで、努力家で愛嬌溢れる彼の気持ちのこもったブログにバトンタッチしたいと思います。
ほな、あわちゃん愛溢れるブログよろしく!!
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