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まず初めに日頃より応援してくださるOBG、保護者、関係者の皆様いつも多大なるご支援、ご声援誠にありがとうございます。
#26 藤城翔吾から紹介に預かりました4回生 MDの藤本夏綺と申します。
まずはブログを回してくれた藤城翔吾の紹介をしたいと思います。
彼と出会ったのは2016.4。
高校の入学式の時、私の目の前にいたのは彼でした。
藤城→藤本という出席番号が前後で何をするにも彼とは一緒でした。
体育の授業の柔道のペア、授業中のペアワーク。
そんな彼と大学になって共に日本一を目指していると高校入学時の自分と翔吾に伝えたら絶対びっくりすると思います。
普段は優しい彼ですが、試合中になるとイカついチェックが炸裂します。
FINALでは彼のイカついチェックとアメフト仕込みのクリアに注目です!
【想い】
今思えば人に誇れるような輝かしい4年間のラクロス人生では無かった。
なんなら苦しい、辛い時期の方が多かったかもしれない。
「日本一」という言葉に惹かれて入部しました。と入部理由を聞かれた時はそう答えていた。
けど本当の理由は体験会で見た有澤嵩さんがカッコ良かったから。
当時は誰のプレーが上手いとか分からなかったから、ただ有澤さんの顔がカッコ良かったから入部した。
この部活にはこんなカッコいい先輩がいて、ラクロス部に入れば自分もイケてるやつになれるんじゃないか。
そんな動機と直感でラクロス部に入部した。
でも2019.11.24。
チーム 轍~ALL BLUE~が全学準決勝で東北に負けた日。
先輩達の涙を見て、この部活は本気で日本一を目指しているんだと思った。
遊びでやってるんじゃ無い、本気で日本一を目指している部活なんだ、チームなんだと感じた。
この日から本気で日本一になりたい、自分もあのフィールドでプレーしたいと思った。
とにかく努力した1年目だった。
入部して右も左も分からないまま、気が付けば毎日壁の前にいた。
小さな虫取り網のような道具でただひたすらボールを壁に投げる日々。
俺は人の何倍も不器用だから人のやってる何倍もの努力をしないと追いつけないし、追い抜くこともできない。
そんな気持ちでずっとやっていた。
24時を回るまで壁にボールを投げ続けたこともあった。
壁でみんなで飲むホワイトソーダが大好きだった。
穂高は一度休憩すると漫画アプリのライフを使い切るまで壁を再開しないこと。
豪雨の日に皇之介とずぶ濡れになりながら壁をしたこと。
悠人のショットが俺の股間に当たって1時間半動けなかったこと。
毎日壁に行くとみんなが居て、負けないように、負けないようにと必死に練習し続けた。
でも試合では「お前もういいよ、ベンチの一番端で声出して見てろ。」と毎回お決まりのように一回生コーチの禎紀さんに言われ続けた。
練習はしているのに結果が全く出ない。
試合に出ても同じことの繰り返し。
そんな日々が続いた。
他の奴らはどんどん上手くなって点も決めて、羨ましかった。
ウィンター決勝で出場したのはたったの40秒だった。
高校から部活が一緒だった俺以外の3人は大活躍。
「何やってんだ。」って思い続けた。
何も出来ない、上手くいかない自分が大嫌いだった。
二回生になっても正直辛い時期が続いた。
実力が全く伴っていないのに何度も入らせてもらえたAチーム。
一つのパスミス、一つのセーブの怖さを知った。
練習中に自分のミスでターンオーバーの連続。
先輩からの厳しい声が苦しかった。辛かった。
夜中に半泣きになりながら壁をしたこともあった。
「チームのお荷物ではないのか。」
と思い続けながらも、朝起きて練習に行くのがどれだけ辛くても、どんなに思い通りに行かなくても諦めずに努力だけは続けた。
コロナ禍で全く練習が無かった時期も本気でラクロスに向き合えたのは天真のおかげだ。
自粛期間1日足りとも自主練をしなかった日は無かった、クロスを触らなかった日は無かった。
自分より何倍もセンスもポテンシャルもある天真がストイックに取り組んでいる姿を見て刺激を受けまくった。
4回生になった今でも壁とオフの日のシュー練を欠かさずにやれているのは間違いなく天真のおかげ。
ありがとう。
この2年目の経験があったからこそ今でもラクロスに本気で取り組めているし、ラクロスが嫌になったことはあってもラクロスの熱が冷めたことはなかった。
FINAL以降ベンチメンバーから外れた3回生。
メンバー発表がされた携帯の画面を見て電車の中で泣きまくった。
練習中からAチームから落とされないように無難にプレーをし続けた結果だった。
下に落ちることを恐れて、上を全く見ていない最悪の状態だった。
そんな状態の時でも
自分がどれだけミスをしても
温かく見守ってくれた、声をかけてくれた先輩方には感謝してもしきれなかった。
もっと自分のプレーを出したら良かった。って今頃になって後悔している。
でもこの後悔があるからこそ今は思い切って、自分のやりたいようにプレー出来てる。
悔しい思いもたくさんした年だった。
Bリーグ全学準決勝で負けた時。
慶應のショットが何度もゴールに突き刺さってるいるのを見た時。
全学決勝、チームが負けた時。
先輩達の涙を見た時。
生きてきた中での"一番悔しい"を更新していった。
負けるはずがないと思っていた先輩達が負けて、これだけ練習とミーティングを重ねても日本一には届かないのか。と思った。
先輩達の想いも背負って必ず日本一になる。
そう誓った。
自分の想いを伝え、選手を続けさせてくれとお願いし、サポート役に回ってくれた他の4回生から託されたラストシーズン。
二つの想いを持って飛び込んだ。
一つ目は「サポート役に回ってくれた4回生の分まで活躍し、チームに貢献すること。」
FINALを目の前にして今年を振り返ってもプレーでは全くと言っていいほど貢献は出来ていない。
悔しい。
もっと試合に出たい。
でもチームへの貢献の仕方はプレーだけじゃない。
ラクロスに取り組む姿勢でチームを巻き込むこと、試合中、練習中にチームを鼓舞する声。
試合になかなか出場出来ない中でもこの二つだけは意識してやってきた。
大がラストブログで「チームに全く貢献出来てない。」って書いてたけど、そんなことない。
試合中、練習中の4回生の声は想いがこもってる分、よく聞こえるし、チームの雰囲気も上がるし、チーム全体が盛り上がる。
でもやっぱり試合に出たい。
勝利の瞬間をベンチじゃなくてフィールドで味わいたい。
ゴールを決めた時のあの歓声を浴びたい。
まだまだ試合に出ることを諦めてない。
自分が上手くなればなるほど、あと1ヶ月でチームはもっと成長する。
それは分かってる。
だからこそ三田練後のシュー練は絶対するし、オフの日には宝塚まで45分かけて行ってシュー練する、バイト後でも壁に行くし、目指しているプレーヤーの動画は何度も見る。
その本気でラクロスに取り組む姿勢で俺がもう一段階チームを強くする。
その姿勢でチームを引っ張るのが俺の使命だとも思っている。
あと1ヶ月、日本一になるまで成長を止めない。
二つ目は「Aチームにいる後輩たちが少しでも伸び伸びとプレーが出来るように支えてあげること。」
昨年、辛くても苦しくても先輩達が支えてくれたおかげでやって来れたように今度はその役割を俺が担いたかった。
後輩が苦しい時にその苦しみを受け止めてやる受け皿になりたかった。
括と圭哉は3回生やのに本当に堂々とプレーするから置いといて(笑)
今年になるまで数回しか話したことなかった、声もあんまり知らなかった島田は2人でたんろん食う仲になったし
6on6が終わる毎に話しかけてくる功一も
側から見たらどっちが先輩か分からんほど生意気な祐己と可登も
同期だけじゃなく、後輩のみんなとも仲良くなれた。
変なミスをしても"大丈夫、切り替えたら良い。"と言い続けてきた。
何度もミスした時に切り替えろっていう意味の肩叩いてきた。(特に功一)
そう考えると少しは後輩たちの力にはなれたかなと思う。
そんな後輩達へ少しだけメッセージ。
後輩へ
伝えたいことはたった一つの努力をして欲しいということ。
「最高学年を最大限に楽しむための努力」
最後の年は早いぞ。
感覚としてはこの前、スローガンが決まったぐらいの感覚。
気が付けばもう11月。
でも早く感じるってことはそれだけ楽しいってこと。
最高学年は楽しいぞ。
今まで一緒にやってきた同期と最高のチームを作り上げる感覚。
4回生の雰囲気で試合の勝ち負けも練習の雰囲気も全部決まる。
そんな最高の環境をどれだけ楽しめるかは自分次第。
絶対ラクロスは上手くなった方が楽しいし、やりがいもある。
「最高学年を最大限に楽しむための努力」
を今から今日からやって欲しい。
本気でやり続けた先に最高の「楽しい。」が待ってる。
同期へ
本当にこの代で良かった。
自分は運が良い。
心の底からそう思ってる。
家族よりも長い時間を共に過ごした。特に天真(笑)
思い出や笑い話はありすぎて、書こうと思っても書ききれない。
とにかく
今はみんなと「日本一」になって、どの大学よりも長くラクロスをやっていたい。
今はただそれだけ。
それしか考えてない。
さぁ、11/5(土) FINAL vs京大までの練習も残り3回。
「あの時、あのグラウンドボールに寄っておけば良かった。」
「しんどかったけど、あの時全力でドロップバックしとけば良かった。」
その小さな後悔が一生の後悔になるのがFINALという試合、これからの全学という舞台。
~してたら、~してればって後悔する前に15分×4Qを死ぬ気で闘う覚悟を全員で持とう。
そしたら絶対大丈夫。
本気でプレーした俺たちに敵う相手なんていない。
波に乗った時の関学を止められる大学なんて無い。
何回、「日本一」って言葉を口にしただろうか。
こんなところで負けて終われるわけない。
自分は
ボックスから仲間のプレーを見守る瞬間、自分がボックスから出ていく瞬間、試合終了のホイッスルがなった時、全員で一体となって勝利を喜ぶ瞬間、その一瞬、一瞬が堪らない。
その一瞬、一瞬をグラウンドに居る俺たちだけじゃなくて、スタンドで応援してくれている仲間、観客にも輝いて見えるように。
そう思ってもらえるようなプレー、試合が出来るように。
FINALまでの残り3回の練習、人生最大の本気を出して練習しよう。
こんなにも勝ちたいと思っているのは、今までラクロスに本気で向き合ってきたからだと思う。
最高の同期、後輩とラクロスをしてきたからだと思う。
この時間を終わりにしたくない。
もっともっとこの楽しい時間が続いて欲しい。
終わることなんて一切考えるな。
前に進むことだけを考えよう。
勝てる…そんな気しかしない。
凛太郎と違って俺の勘はよく当たるから。大丈夫。
まずは11/5(土) 試合終了のホイッスルがなった瞬間に笑って前に進んでいよう。
ANSWER~蒼炎~
MD #39 藤本夏綺
次にブログを回すのは#9 DF 美野翔太です。
彼はものすごくラクロスに熱いプレーヤーです。
練習後の自主練は毎日やってるし、上手い人のプレーは何度も動画で見て研究しています。
そんな彼は今年はASの4回生と一緒にスカウティングにも力を入れてくれています。
試合前の彼のキーマン説明でみんないつも気合いが入ります。
プレーでは観客を魅了するグラウンドボール、キレのあるチェックで相手を翻弄します。
FINALでも必ず活躍してくれます!期待しましょう!
そんな彼の想いの込もったブログに注目です。
では、みのしょーよろしく!
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