こんにちは。
今年度、関西学院大学ラクロス部男子第36代主将を務めます。中杉歩遠(フオン)と申します。
日頃より僕達を応援してくださり、支えてくださる保護者の皆様、OBGの皆様、コーチ陣の皆様、協会関係者の皆様、本当にありがとうございます。
皆様のおかげで大好きなラクロスに思う存分打ち込めており本当に感謝しております。引き続き変わらぬお力添えを頂けましたら幸いです。
僕は歴代の主将のように素晴らしいブログを書く力はありません。
ですが僕が今感じている本音本心を何一つ隠さず、熱く綴りたいと思います。
このブログを通して、1番心を動かしたいなと思ったのは、やはり仲間、チームメイトだったので、彼らに向けての想いが中心になる事をご了承下さい。
『最高な組織は幸せな部員が創る』
今年度チームビジョンとして
"関学ラクロスに携わるすべての人を愛し、最高に熱狂的に努力する集団になる"
スローガンとして
ALL IN〜共創〜
上記を掲げた。
もちろん創部初の学生日本一は死ぬほど取りたいけれど、それ以上に組織の根本や基盤、カルチャーを再構築したくて、結果よりも組織創りに注力する事を決断した。
僕の誇れる点は
どんな時、どんな環境でも、人を想い、大切にできる所
だから大所帯であるが故に根付いていた
主将や幹部だけが必死になって組織をどうにかしようともがき続ける構図
試合に出ているメンバーだけが勝っては喜び、負けては悔しがるが、そうではないメンバーは会場準備、備品の運搬、応援を"させられていて"チーム全体の一体感がない事
が本当に受け入れられなかった。
関学ラクロスは100%大学から始めたメンバーで構成されている。
全員ではないかもしれないけれど、高校時代に何か挫折を経験し、新たな挑戦をと意気込んで集まったメンバーが多い。
そんな熱い気持ちを持って集まった集団がこのように分離し、本当の意味で一つになれない現状に対して勿体なさ、無念感を感じていた。
また私には忘れられない出来事がある。
2023年6月17日、プレシーズンマッチvs法政大学の勝利後の集合時。
夏期日本一を喜ぶ歓喜の輪の中、笑顔で手を叩いていた私はふとスタンドに目を向けると、一ミリも笑っておらず真っ直ぐ死んだような顔でグラウンドを見つめる、ある一人の同期の姿を見た。
2年連続の夏期日本一、内容も結果もチームとしてはこれ以上ない最高な一日なのにも関わらず、そのような表情の同期を見た私は日本一の嬉しさが一瞬にして消えた。
その日、その瞬間、私はリーダーとして
"誰一人取り残さない"組織づくり
その上で"全員が喜べる日本一"
を目指す事を決意した。
組織に所属する全員がこのチームにいる事に誇りに持ち、全員が主体性を持ってコミットする集団になれれば、組織は覚醒して、絶対に成長していくと確信している。
先月、部員100人全員と面談をした。
それぞれがどんな想いを持ってラクロスをしているのか、どんな瞬間が幸せなのかに耳を傾けた。
趣味やオフの過ごし方など他愛もない話もして関係を構築した。
それぞれに様々なバックグラウンドがあって、素敵な個性があって、熱い想いがあった。
僕の日本一に対する想いを伝えて、それぞれの行動量を上げたり、チームにコミットする姿勢を引き出せたらと思って始めた面談だったけど
結局熱くさせられたのは僕の方で(笑)
この仲間と日本一になって最高の景色を見たいと何度も何度もワクワクさせられた。
ただみんながみんな熱い想いを持ち、主体性を持ちながらやっているわけではなく、
面談時間に遅刻する人、そもそも面談の存在自体を忘れている人、何も考えず全く準備せず臨んでくる人がいる事。
何時間僕が熱量を持って話をしても、使ってはいけない壁を使用する人、交通ルールを守らない様なチームに迷惑をかける残念な現状も目の当たりにした。
そこで突き放すのは簡単で、一人ひとりと粘り強く向き合って、人として大事な事、応援されるチームはどんなチームかということも一緒に考えながら成長していきたいと考えている。
一人ひとりがどういった状況が幸福(充実感や満足感)を感じるのか、どんな役割を持って貰ったらそれぞれの強みとリンクするのかをじっくり考えて、適切に粘り強くアプローチし続けます。
僕は主将として
33代主将
順平さんのようなカリスマ性
34代主将
天真さんのような圧倒的な実力
35代主将
括さんのような人間力
どれを取っても劣っているけれど、
僕にしかない強みを武器に、仲間を想い、泥臭く前進します。
"歩遠"
名のように、一歩一歩ゆっくり歩いて進み続ければ、とんでもなく遠い所へ行けると信じて。
熱い想いが故に、ついつい期待してしまって求めすぎてしまう所があります。
目の前の仲間の頑張りにしっかり目を向けて一緒に頑張れる様な関係性を作っていきます。
僕はみんなを信じてるし、逆に1番苦しい時、みんなしか信じれない。
中島さんや植地さんの強力なお力添えもあり、近年に比べて練習環境が良くなったり、コーチ陣を整備して頂いて、少しづつチーム状況は好転しているけれど
やっぱり関東と比べてまだまだ何もかも劣っているし、結局は僕達学生が覚悟を持ってやらなければいけない。
僕は主将として、みんなに対して上から何かを指図したり、突っ走るようなリーダーシップは取れないし、取るつもりは全くありません。
同期とは本当に兄弟、兄姉のように肩を組みながら。
下級生からは兄の様に慕われる存在になって。
みんなで一緒に上がって行こう。
俺たちなら絶対に
『関学ラクロスに携わる全ての人を愛し、最高に熱狂的な集団になれる』
『日本一になれる』
信じてます。
関西学院大学体育会ラクロス部男子
第35代 ALL IN〜共創〜
主将 中杉歩遠
いつも関学ラクロスを応援してくださる皆様。本当にありがとうございます。
今シーズンは組織をより良くしようと監督の中島さん、HCの植地さんにご尽力いただき13名の社会人コーチにお世話になる事が決定致しま
した。本当にありがとうございます。
過去に悔しい想いをされてきた先輩方の思いも背負い、"関学一丸"で必ず応援してくださる皆様に結果で恩返しします。
まだまだ未熟な私たちですが温かく見守って下ると幸いです。また試合会場や様々な場面で沢山お話しさせていただければ幸いです。今年度もよろしくお願い致します。
次にブログを回すのは、主務の興梠克基です。
事務的な細かい作業やチームの見えにくい運営に尽力してくれているのが彼で、彼なしではこのチームは成り立ちません。
みんなが知らない所でもチームのために時間を割き、本当にチームに欠かせない存在です。いつもありがとう。
また今年はBチームのコーチも兼任しラクロス面、運営面共にALL INを体現してくれます。
彼の今シーズンにかける熱い想いに目が離せません!
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