平素よりお世話になっております。
まず初めに日頃より応援してくださるOBG、保護者、関係者の皆様いつも多大なるご支援、ご声援誠にありがとうございます。
MGのこっちゃんから紹介に預かりました4回生FaceOfferの北井桜雅です。
拙い文章ですが、就活のESを後回しにして書いているので是非最後までお読みください。
まずはバトンを渡してくれたこっちゃんの紹介をしようと思います。
こっちゃんは以前のブログで4年間をフェイスオフに捧げた僕のことを変態と言っていましたが、変態の僕に付き合ってフェイスの笛を沢山吹いてくれました。審判資格を持つ彼女に「ファールじゃね?」とキツく当たってしまうことも多かったけど、お陰で少しは上手になれました。
ありがとう。
僕も1年後オーストラリアに留学する予定なので、帰ってきたら沢山話聞かせてね。
それと、こっちゃんパパは僕と高山のコンビをジャルジャルに似てるといじってくるけど、僕はジャルジャルよりも野球選手の平良海馬という選手に激似なので、気になった方は是非調べてみてください。
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「かっこいい人になりたい」「楽しいことも辛いことも味わって2人分の学生生活を過ごしたい」この2つの漠然とした想いを持ってラクロス部に入部した。
1年生の頃は、チーム啓明で毎日朝から晩まで壁に行って、夏休みは最低でも6時間は壁してたんじゃないかな?笑
今思うと狂ったように壁してたけど、すごく楽しかった。そうして日が経つにつれ、周りの皆んなが上手くなっていった。しかし、不器用な僕は遅れを取り、練習では常に足を引っ張っていた。そんな毎日に耐えれず、一度だけ本気で部活を辞めようとしたことがある。その時順平さんに言われた「辞めようと思えばすぐに辞めれるから、“もう少し”だけ頑張れ」という言葉。良くないマインドだけどこの“もう少し”という言葉に救われ、明日辞めるから最後の日くらい頑張ろうという気持ちで壁や練習に行った。
そんなこんなで2年生になって、Bリーグに出場し始めた。自分は実力でBチームに入れた訳ではなく、単なる枠埋めの選手だった。稜太さんが疲れれば僕が出るといった感じの立ち位置。そんな感じだから活躍する事は無かったし、Bリーグの対戦相手は強者ばかりでこれでもかと言うくらいボコボコにされた。試合前は吐きそうなくらいド緊張したし、試合終わりはいつも萎えていたのを覚えている。ただ、同い年の対戦相手には絶対勝つという小さな目標は達成出来た。(毎試合前に何時間も電話に付き合ってくれた井田君ありがとう)
3年生になると、ようやくAの試合に出場出来るようになった。ただ、Aでの試合は想像以上の重圧でその重圧に負け、情けないプレーを沢山した。それが悔しくて、オフ返上で毎週のように他大学に武者修行をしたが、練習でも負け続きの日が続き、何度か後輩にベンチを奪われてしまい、何も成果を出せないまま1年が終わった。
そして迎えたラストイヤー。これまでの弱々しい自分とは裏腹に、今年はKGFOユニットで関西を圧倒すると意気込んでいた。というのも武者や合同練習などで他大学と対戦し、着実に自分達が成長していることを実感していたからだ。実際に、今年1年の間に幾度か勝率100%を叩き出したし、リーグ戦が始まるまで他大学と何十試合したけどポゼ率50%を下回った事は無かったんじゃないかな?これらの結果は僕の大きな自信になっていた。しかし、リーグ戦に入って僕の大きな自信は崩壊した。中でもリーグ4戦目のvs近大戦。リーグ戦で既に2敗している関学は負ければ、日本1はおろか関西制覇すら叶わなくなる。もう後が無い状況だった。そんな重要な試合で僕はほとんどフェイスを負けてポゼッションを奪われ、自分のせいでチーム藤田が終わってしまうと考えると恐怖でメンタルブレイクしこれまで何千回、何万回としてきたフェイスが分からなくなった。結局チームは6-5でなんとか勝利したが、罪悪感で胸がいっぱいだった。今更遅すぎるけど、これまで培った僕の大きな自信は大きな過信だったことに気がついた。青学の東條がブログに書いていた「FOってポジションは残酷で、負ける原因にはなり得るけど勝つことに対して直接的な影響を与えづらい。」という言葉。まさにその通りだと思う。FOってラクロスができるわけじゃ無いし、ポゼッション出来なければ存在意義が無いよね。近大戦を通じて身をもって体感した。もう二度とあんな惨めな思いはしたく無いし、ファイナルに進む前に負ける恐怖を思い出させてくれてありがとう。
このブログで沢山述べたように、4年間上手くいかないことばかりだった。ただその度に周りの人々に助けられてきた。
バイトもしない僕にラクロスの為ならと惜しまず援助し、支えてくれた両親。
毎日フェイスの笛を吹いて動画を撮ってくれたスタッフ。
毎週のように武者に行き切磋琢磨しあった同期FO。
フェイスの厳しさを教えてくれたラガさんや一馬さんを始めとした社会人の皆さん。
圧倒的にかっこよく頼もしかった梅男さん、翔さん、稜太さん。
普段は僕のこと馬鹿にしてくるけど、試合でしょげてたら励ましてくれるKGの同期。
各世代トップレベルで怪物級に強いKGFOの後輩達。
上げ出せばキリが無いくらい本当に多くの人に支えて貰いました。メンタルが弱く、頼りがない僕は皆さんがいなければ今こうして引退ブログを書く事は無かったと思います。
これまでのラクロス人生を振り返って、全国決勝に連れて行ってもらったり、チアが作る花道を通ったり、BTSと同じ会場で試合したりで普通の人が経験できないことを経験し、なんやかんや「楽しいことも辛いことも味わって2人分の学生生活を過ごしたい」という想いは果たせたのかも。けれど、「かっこいい人になりたい」という想いは果たせていない。歴代の先輩方のように頼もしく、観てる人を魅了する程の実力は僕には無い。ただ、ポゼッションを取ってチームの勝利に貢献することなら出来る。そして、僕なんか比べ物にならない努力をしてきた皆んなと共に喜びたい。
あと5回勝てば、学生日本一。
期間にすれば約1ヶ月。
死に物狂いでポゼッションを取ってKGFOユニットが最強だと証明しよう。
FOがポゼッションさえ取れば、後は最強のKGOFとKGDFが何とかしてくれる。
僕たちが日本のラクロスの歴史を変えよう。
本当にあと“もう少し”。
ビビリで弱虫な自分、最後くらい輝け。
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
次にブログを回すのはGのもっちーこと望月秀伍です。
彼は学部で表彰されるほど学業優秀で、誰もが憧れる大企業に内定し、アナライジング日本代表の経歴を持ち、Gとしても現在関西2位の実績を誇っており、それだけ多忙にもかかわらずアルバイトをし、家賃も全て自分で払っているといういわば怪物です。そんな彼も色々と大変なことがあり、現在体調を崩しているそうですが、明日の試合までに体調治してきてね。それとまた今度飲みに行こう。
じゃあもっちー激アツなブログよろしくね!
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