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ALL STAR-4回生 STリーダー MG 吉田有沙-

平素よりお世話になっております、OBG、保護者、関係者の皆様、今シーズンも多大なるご支援をいただいたこと、この場を借りて御礼申し上げます。また、今シーズンも多くの方が会場に足を運んでくださいました。熱いご声援、誠にありがとうございました。

今シーズンは幕を閉じましたが、来シーズンも応援の程宜しくお願い致します。



雄貴から紹介を預かりました、今年度スタッフリーダーの吉田有沙です。



雄貴は他の同期プレーヤーよりも辛い時期が多かった4年間ではないかと思います。1回生の頃から怪我とともに戦い、ラストイヤーは1回生コーチとして戦ってくれました。一からチームを作ることは決して簡単なことではなく、計り知れない時間と努力を要したと思います。十人十色のプレイヤー達をまとめるのは本当に大変だったと思いますが、諦めずに向き合い続けたからこそウィンターで優勝することができたと思います。本当におめでとう!!

そして、1年間お疲れ様!!



ここから、本題に入らせていただきます。



ありがたいことに、多くの方から今年1年、スタッフ組織は変わったと言ってもらえることが多かったです。


それはスタッフ組織がより主体的な組織へと大きく変わったからだと思います。



今年度のスタッフのスローガンは

"ALL STAR" 〜1人1人が輝く〜

を掲げました。



私たち4回生が輝く土台を作り、支え、そして後輩達がその土台を元に1人1人が輝いてくれたからこそ今年のスタッフ組織は大きく成長することができました。



その土台を作る上で、私が大切にしたことが3つあります。



まず1つ目は、仲間のことを知ることです。


「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」


これは中国の孫子の言葉であり、戦う場合には自分と相手の両方の強みや弱みをよく知ることが大切であるという意味があります。


この言葉は今年1年間、私がもっとも意識したことです。強いチームのスタッフがどんなことをしてどうチームを強くしたのかに目が行きがちですが、まずは共に戦う仲間のことをよく知り、その上でその1人1人が活躍できる組織を作っていくことが強いチームを作っていくことに繋がると考えました。

だからこそ、今シーズンが始まってまずしたことは面談ですし、今年1年間大切にしていたのも面談の時間です。トレーナーリーダーの詩織と一緒に1人1人と向き合って、どんな人となりがあって、何を考え、何を想って取り組んでいるのかを語り合いました。そこから、定期的に面談を行い繰り返すうちに、どんどんお互いのことを知ることができ、信頼関係を築くことができました。

もちろん人には必ず弱みがあります。でも、必ず強みもあります。私はその1人1人の強みを活かすことのできる組織にしたいと考え、組織作りを行ってきました。スタッフ1人1人の強みが束となって、3回生には行動力が、2回生には献身性が、1回生には負けず嫌いが故の向上心があり、そして、4回生にはそれらを包み込む包容力がありました。それらの強さが合わさったからこそ、1人1人が最大限の力を発揮することができ、主体的に考えて取り組むことができる組織になったのではないかなと思います。仲間をまず知ることが、組織の最大限の力を発揮することに繋がり、変わることができました。


2つ目は、自分を見てくれている人がいることの大切さです。

スタッフの仕事は当たり前だと思われることが多く、目立たない仕事が多いです。

例えば、そこにボトルがあること、タンクに水があること、クリースの線が引き直されてること、メニューが作られていること、ボールがあること、、、

これらはスタッフの仕事で、プレイヤーにとっては当たり前の状態です。でも、これらは誰かが重いタンクを何度も運んでくれたり、動き続けてくれている人がいるからそこにボールがあります。選手にとって当たり前でもスタッフにとっては当たり前ではありません。だからこそ、その時、誰が何をしてくれたのかを把握する責任がリーダーである私にはあると思っています。練習の時だけでなく、試合の時、オフの時、どれだけスタッフが部活に向き合ってくれているのかを把握する責任があるからこそ、常に視野を広くスタッフのことを見ていました。

見てくれている人がいるということが、プレッシャーになることや負担になることもあります。だけど、時に大きな原動力になる時があります。これはプレイヤーにとっても同じことが言えると思っています。見てくれている人がいる、わかってくれる人がいる、そういう人がいるだけでのびのびとできます。もちろんスタッフはスタッフのことを1番に見てあげてほしいけど、プレイヤーのこともちゃんと見てあげてください。自分が入らないポゼッションでもちゃんと中を見て声を出してる人、いつもよりショットが速くなってる人、グラボが上手くなってる人、セットが速い人、色んなプレイヤーがいます。そんなプレイヤーに声をかけてあげてください。きっとドヤ顔で「わかってるやん」と言ってくれます。プレイヤーにとって見てくれている人がいる、応援してくれる人がいる、それが少しの原動力になったりします。そして、プレイヤーも同じようにスタッフを見てください。選手のために座ることなく常に考え、動き続けてくれている人がいることを忘れないでください。「ありがとう」と思ったなら、感謝の言葉を伝えてください。スタッフにとってプレイヤーの言葉以上に頑張れるものはありません。


最後に、言語化することです。

今シーズンから、各々がベンチに入った試合の感想を言語化してもらい、スタッフミーティングの時間に1人1人発表してもらうようにしました。

言語化することにより、どんな想いで試合に臨み、何を感じたのかなど、自分の気持ちを整理するとともに、相手に気持ちや想いを伝えることができます。それは、一緒に戦う仲間のことを知ることができるということです。

自分の想いを整理することで、自分が何をするべきなのかが明確になり、より主体的に部活に取り組めるようになります。私にとっても、この1年間1番努力したのはこの言語化でした。リーダーである自分が何を考え、何を想っているのかを正しく伝えること、面談などで後輩達に伝えたいことを誤解なく伝えること、これらは簡単なようでとても難しいです。でも、この言語化することを意識したおかげで、私自身も成長することができました。

思っていることを伝えることは、勇気がいることであり、上手く伝える力が必要になります。残念ながら、自分が思っていることを、言わなくてもわかってくれる人はほとんど居ません。だからこそ、伝えなければならないと思ったことは必ず伝えてください。スタッフに対しても、プレイヤーに対しても、私は伝え続けてきたからこそ、今の自分があると思っています。



私は、この3つのことを大切にしながら部活に向き合ってきました。



スタッフ1人1人が主体的に考え、取り組める環境を整えることができたからこそ、スタッフ組織は大きく変わることができました。



だからこそ、リーグ戦が始まるまで、私は結果がどうであれスタッフ組織が変われたのだから勝ち負けは二の次でいいと思っていました。

でも、リーグ戦が始まり、どんどん勝ち進むにつれて、「勝ちたい。このチームで勝ちたい。」と思うようになりました。



11/4 ファイナル3決勝vs神戸大学



こんなにも試合中に一喜一憂したのは初めてです。得点を決めたら、会場中が喜んでくれて、劣勢であってもずっと応援し続けてくれる人達がいて、4年間の中で1番楽しい試合でした。



フィールドから見る青色に染まったスタンドはもう二度と経験することのできない景色でした。



その最高の気持ちと同時に、勝つことでしか証明できないことの残酷さを知りました。



あんなにも毎日部活のことを考え、もう十分だと思っていたのに、みんなと部活する日々がなくなると思うと、自然と涙が流れていました。




関西学院大学男子ラクロス部に入部してから4年間、沢山の人と出会い、色んな感情を経験し、この部活に入っていなければ経験することのできない景色を沢山見ることができました。



結果は負けてしまったけど、チームの雰囲気や応援、メット防具の綺麗さなどこのチームで良かった、この部活に入って良かったと胸を張って引退することができて心から嬉しく思います。




4年間本当にありがとうございました。




スタッフのみんなへ

1人1人に伝えたいことは手紙に書いたことがすべです。皆んなのスタッフリーダーになれたことは私の人生において一生ものの宝物です。私たちに最後までついてきてくれてありがとう。あなた達と過ごした日々は笑顔で溢れていました。沢山の幸せをありがとう。



同期へ

特に、この1年間は何度も腹を立てたし、何度ももどかしさを感じました。その一方で、この4年間で1番、ポゼッションをしてくれること、得点を決めてくれること、ボールダウンをしてくれること、グラボしてくれること、ゴーリーセーブしてくれることに喜びを感じた1年間でした。みんなで戦うことの楽しさを教えてくれてありがとう。4回生が作り上げたチームは、明るくてパワフルでどこか暖かさもある、そんなチームでした。みんなの優しさがチームを支えてくれてました。そして、私たちスタッフを同等の立場で戦わせてくれてありがとう。時にはそれが嫌になる時もあったけど、だからこそ覚悟を持って4年間戦うことができました。ありがとう。



次にブログを回すのは、今年度主将を務めた中杉歩遠です。彼は、ふざけられるなら一生端っこでふざけときたいのに主将という立場があるため、みんなの前では仮面を被り続けた男です。主将という立場から引退した歩遠は、もうただの面白い人です。なので、是非話しかけてみてください。きっと面白いことを言ってくれると思います。この1年間、自分のことよりもチームのことを1番に考え、頭を悩ませ続け、チームのために動いてくれました。沢山の不安やプレッシャーの中で、主将として、1人のプレーヤーとして、もがきながらもチームの先頭に立ち続けた歩遠を誇らしく思います。この1年間本当にお疲れ様。ありがとう。




私たち4回生の最後を締めくくる熱いラストブログお願いします!!

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