平素よりお世話になっております。
まず初めに日頃より応援してくださるOBG、保護者、関係者の皆様いつも多大なるご支援、ご声援誠にありがとうございます。
ディフェンスリーダーの福田くんから紹介に預かりましたアタックリーダーの高見皇之介です。
まずはいつも通りバトンを渡してくれた福田くんの紹介兼メッセージを書いていきたい思います。
君との出会いは14年も前になる。
そう考えたらとんでもない長い付き合いだな。
小学校2年生の夏にバスケを始め、その冬に人生初の試合として三田に行った時に試合してたらしい。ちなみに、その映像もばっちり保管されているから見たかったらいつでも言ってくれ。おれが勝ってたはずやけど。
さらに、高校でキャプテンも務めてくれて、今年の関西学院大学バスケットボール部の主将でもある坂田くんもこの日に出会ってる。すごい運命だよね。
そこから、中学でも対戦したし(この試合も俺が勝ったけど)、高校も大学も同じ部活。
練習きつすぎてゲロ吐いた日、甲山でランなのにチーム全員でケイドロをして、サボりながら麓まで降りたら先生が仁王立ちで立っていた日、怒られすぎて体育館閉め出された日、腹ちぎれるくらい笑った日。
りんたろうはそんな僕の人生の青春と呼ばれる7年間を毎日共に過ごした友達です。
練習後に毎日1番真面目にシューティングしてるくせにいつまでもスリーをエアーし続けるりんたろうを、かなり癖のあるお弁当とかなり大きめのおにぎりを毎日食べているりんたろうを、あんまり気合いない感じやのに、練習中は人一倍あつい声を出しているりんたろうを1番身近で見てきたのは僕です。
そんな彼と、青春の最後の1ページとして駒沢で日本一を獲った思い出を刻みたかった。
そして、今までで1番喜んでいるりんたろうの姿を見たかった。
残念ながらその夢を叶えることは来世に持ち越しになってしまったけど、間違いなく言える事は彼と過ごした7年間は僕の宝物だという事。
本当にありがとう。
これからは高校の集まり、大学の集まりどっちに行っても会うんだから単純に死ぬまでにみんなの2倍は会えるはずです。
死ぬまで何度も同じ話で笑いあって、おれらの思い出を語り合おう。
次からは三田を言い訳にせずちゃんと街に出てこいよ。
さて、りんたろうは頬を流れる汗を一回拭って、おれの超大作を読んでさらに大粒の汗を流してくれ。
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あんま楽しくないじゃん。
これがこの最後の一年の終盤までみんなには言えない僕の抱えた思いだった。
あれだけ先輩から「最後の一年は楽しいぞ」と言われ続けてきた一年だったのに。
リーダーって別に楽しい事ないな。と思った。
始まりはコーチ決めだった。
俺の一言で他人の大学人生最後の年を狂わせてしまう。この決断が日本一を逃す決断になってしまうかもしれない。
そんな責任を突然背負った。
「今のままじゃこのチームにいる価値はない。自分の想いよりチームが日本一になるための選択をしろ。」
そんな言葉をかけてしまった。
それなのに、最後までお前がコーチをしろという一言だけは言えなかった。自分から選手を諦めるという一言を言うまで待った。
みんなに責任を押し付けて、オフェンスのリーダーとして責任を取ることから逃げてしまった結果だったと思う。
俺の弱さだった。
申し訳ない。
もっといい決め方があったかもしれない、もっと違う伝え方があったかもしれない、もっとコミュニケーションを取ってみんなで連携できたかもしれない。
僕のラクロス人生で唯一と言える後悔です。
つる、ほだか、あいちゃん、こすけ、ざき
僕からですが精一杯のありがとうとお疲れを言わせてください。
そうして始まったラストシーズンだったけど、練習もあんまり楽しくなかった。
もちろん就活も大変だったということもあるけど。
去年は先輩たちとふざけて喋ってたら気づいたら練習が終わってる。みたいな。本当に本当に楽しいしかない日々だった。
俺には去年の先輩みたいにミスを笑いに変えるような寛大さは全く無かったし、つい厳しくオフェンスに怒ってしまう。そうなれば練習の雰囲気も上がらない。
しかも大して強くもならへんし、肋骨骨折するし、早稲田にボコボコにされるし、しまいにはこいつら立命に負けやがった。
いや、どーしたらええねん。はげたこぉ。
とコート外で思い続けた。
でも変化してきたのは関関戦あたりくらい。
トップリーグ、早稲田、リーグ戦を通して徐々に徐々に、ちょっとずつだけど気持ちが変わってきた。
「オフェンスのみんなの活躍が自分の活躍だ」
そんな感情が生まれてきた。
それまではそんなこと思ってなかった。
この答えに辿り着くのに、こんな僕だから時間がかかってしまった。
みんなが得点を決めるたびに、
俺の作ったオフェンスはすごいだろぉ
俺の育てた後輩なんだぞ
このメニューで今のは決めてやった
と上から目線かもしれないけど、活躍して得点を取ったみんな以上に喜びが溢れた。
みんなは自分の得点の時にやってやったという感情を抱くと思うけど、俺は得点のたびにその喜びを味わわせてもらったんだ。
去年の何十倍もの回数の幸せを感じさせてもらってたんだ。
みんなの活躍が俺がチームにいる存在価値を高めてくれた。
こんな幸せはリーダーにしか味わえない。
そんな幸せに比べれば勝たなきゃいけないとか、強いオフェンスであり続けなきゃいけないなんていう責任なんて安いものだった。
だって誰よりもみんなにラクロスを楽しませてもらっていたのは僕だったから。
京大に負けた日に感謝を伝えてくれた男前な奴らもいたけど、感謝したいのはむしろこっちの方だった。
あんなに体も態度もでかいのに、俺の言ったことは絶対に守ってくれるおだちゃんに
明らかにシュート決めたほうがすごいのに、毎回ナイスパスと褒めてくれるてんまに
あんなに毎日毎日怒ったのに、上手くなると言い続けたけいごに
戦術はあんまり理解してくれないけど、どんな相手にも11をかけ続けてくれたしゅうに
ATを辞めろと伝えても、シュートあんまり打たなくていいと伝えても自分の仕事を理解してくれたひろむに
誰よりも練習してずっとおれの道標になってくれて声を出し続けてくれたなつきに
どれだけ怒ってもこんな俺について来てくれた後輩たちに
支えてもらっていたのは僕の方です。
ほんとにお前たちは頑張ってくれた。
みんなのおかげで誰も教えてくれないリーダーとしての幸せを感じることができた。
アタックリーダーとしてこの言葉だけ最後にみんなに伝えたい。
ありがとう。
これが今年一年で見つけた僕のリーダーとしての"ANSWER"だ。
ちょっと話は変わりますが、みんなに書きたいけどどうしても1人メッセージを伝えたいやつがいるので書かせてください。
その相手は藤本夏綺くんです。
お前は努力の天才だった。ロックリー(ナルトのキャラです)って呼んでた時期もあったけど、ほんとにすごいやつだった。
ロックリーはわかりやすく言うと、体育の点数だけで東大に入っちゃうくらい血の滲む努力をするキャラだけど、それに匹敵するくらい。
一年生の頃は、一緒に日を跨ぐまで壁をするなんて当たり前だったよな。
武藤の兄貴に憧れて、いつものホワイトソーダじゃなくてよくわからない飲み物をこっそり2人で飲んでたのが昨日のように思える。
なつきのケツを追いかけて原付で走った距離は2万キロくらいなんじゃない?いっつもなつきが前で俺が後ろ。これはお決まり。
負けたあの日の前日も一緒に壁したし、台風の日だって壁に行き続けたよな。
いつも最後は「ドリンク買いに行こ。」で終わる壁が4年間の僕の生きがいだった。
欲を言えばあと3週間は一緒に壁に行きたかったけど。
でも、なつきがあれだけ頑張ってくれたから、俺もここまでこれた。
俺だけじゃなくて俺たちの代がここまでラクロスに真剣になれたのも確実になつきのおかげだ。
なつきがいたから俺たちはここまで強くなれた。
そして、なつきがいたからこれからの関学ラクロス部も強くあれる。
努力は最後まで実ったとは言えなかったかもしれないけど、とんでもない太さの大木にはなってると思います。
4年間お疲れでした。
次にこの機会に両親にも感謝を伝えたいと思います。
京大に負けた日に僕の色んなものにピリオドが打たれた訳だけど、両親にとっても約30年間続いた子育てにピリオドが打たれたと言ってました。
さっき書いた人生初の試合のビデオから、四国でも九州でも東京でもほとんど全部の試合を見にきてくれて、応援してくれました。
僕のスポーツ人生で1番のファンは常に両親でした。
あんなでかい補食バックを毎日パンパンにしていたのは僕だけだったし、毎試合電車移動も無しで万全の状態で臨めたのも僕だけだった。
本当にありがとう。
日本一を獲って少しでも恩返しがしたかったけど。
注いでくれた愛情をちょっとずつ違う形で恩返しできたらいいな。
これからは部活の応援以外の趣味?を見つけて、楽しんでもらいたいです。
では最後に後輩へ少しメッセージを書きます。
もっと"かっこいい"男になって欲しい。
特に今年Aチームに入っていない3年生と2年生の代全員。
特に2年生のカラーは正直に言うと好きじゃない。
こんなこと言われたくないと言われるかもしれないけど、、。
おれにとってのかっこいいとは失敗を恐れず、とにかく目の前に集中して、諦めることを知らない男だ。
それで言うと、去年の先輩は引くほどかっこよかった。特にしゅんそくさん、ゆうとさんはお世話になったし顔がイケメンということもあるけど、とんでもなくカッコよかった。
これから就活をやってると決まってこの質問をされる。
「なんで日本一取りたいの?」
「日本一とって何を達成したいの?」
クソみたいな質問だとずっと思ってたし今も思ってる。まぁ受かるために思ってないことを笑顔でそれっぽいことを答え続けたけどね。
大人になるにつれて、諦めることが上手になってくる。逆にいうとそれが大人ということかもしれない。
でも、みんや子供の頃はどんなに危険なものでも気になれば必ず手を伸ばしていたし、おもちゃが欲しかったら手に入るまで地面でごねていたと思う。
今でも男が憧れるのは、ルフィやナルトみたいな夢に向かってどんな困難にでも立ち向かっていくようなやつだと思う。
なのに大人はみんな夢を目指す理由や動機、その先にあるものを聞きたがる。
俺みたいな若造からすれば、ただ夢が叶わなかった時の諦めのためにそんなことをイチイチ考えていると感じてしまう。
だからもっと目の前のことに、やりたいことに全力を尽くせよ。
授業があるとかバイトがあるとかなんて言い訳してるルフィはかっこいいか?
まだ20歳そこそこなんだから、くっそ幼稚に見えてもバカみたいにがむしゃらになったほうがかっこよくない?
諦めるのなんて考えてなかった頃の自分に戻って、手を伸ばして、駄々をこね続けろよ。
もちろん、俺の意見でしかないから否定的な意見もあると思う。
でも俺はそうやってやってきて、最後に最高な4年間と最高な仲間ができた。
僕たちの先輩のようにかっこいい姿を見せられなかったからなのかもしれないけど、みんなは今の後輩や未来の後輩に"かっこいい"と思われて欲しい。
と、ここまでが何も達成できなかったカス先輩のお言葉でした。
でも、お前たちならまだ誰も知らないラフテルまで辿り着けると信じてる。
やってやれ。
#1 高見皇之介
私の長かったブログと、四年生のラストブログは一旦ここまでのようです。
これまでお読みいただいた皆様、大変ありがとうございました。
そして、これからの四年生の新たなステージでの活躍への応援よろしくお願いいたします。
本当にありがとうございました。
本当は三坂に回して終わりだったんですが、一旦僕で終わりです。
でもここで書いてあげないと彼が可哀想なので仕方なく書いてあげようと思います。
皆さんご存知の通り彼はとんでもない男です。もう変態です。せっかくなのでここに変態エピソードをほんの少し書いてみましょう。
まず、壁が変態です。ラクロス界であの速さで壁に向かってシュートを連続して打ってる人は確実にいません。動画が見せれず伝わらないのが残念です。
次に、彼は1日のスケジュールを1分刻みで決めているという噂があります。
と、こんなところです。
ラクロスに関してもとんでもない男でした。個人的にはコービーブライアントとシャキールオニール、メッシとネイマールぐらいのデュオを組めたと勝手に思ってます。ただ彼だけがスーパースターだっただけかもしれないですが。
でも確実にてんまのおかげで俺は輝けた。てんまがシュートを決めてくれるから俺の選手としての価値が上がった。
これまでもこれからも感謝してます。ありがとう。
そろそろその尖り切った性格も鞘に収めて、社会に溶け込んでいただきたいところです。ブログも尖りすぎずに俺たちの1年間、いや4年間を締めくくってください。
よろしくお願いします。
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