平素より多大なるご支援をいただいております、OBGの皆様、保護者の皆様、その他関係者の皆様にこの場を借りて感謝申し上げます。
8月12日にヤンマースタジアムで開幕戦が行われます。暑い日々が続く中ではありますが、会場に足を運んで頂けると幸いです。
あやなから紹介に預かりました、3回生ASの福田京太郎と申します。
まずは軽くあやなの紹介をしたいと思います。
あやなは一言で言うと天真爛漫でお茶目な子です。最近は今まで以上によく声を出してチームを引っ張ってくれていて本当に頼りになる存在です。一方で学業はと言うと、自称めちゃくちゃ勉強できるらしいですが、テスト前になるとよく私を頼ってくるので本当のところはどうか分かりません。簿記の勉強頑張ろうね。
あやなの紹介はこの辺にして肝心のブログに入っていこうと思います。
ブログを書くにあたって何を書こうか考えていたのですが、「これ!」といったことが思いつかなかったので、思い立った事を徒然なるままに書いていこうと思います。
散漫な文章になるかもしれませんがご了承ください。
「日本一」──────。
日本でスポーツをしている以上、誰もが一度は憧れを抱き、手にしたいと思うもの。
それが「日本一」である。
なぜ多くの人が、多くのチームがこんなにも日本一を目指すのか────。
それは最も手に入れ難く、最も遠い存在だからである。
人は何故か手に入れることが難しいものほど憧れを抱く────地位で言えば日本一や世界一などとにかく一番を目指し、物理的な物で言えば高級車や豪邸などを欲する人が多い。
手に入れ難い理由には、高価すぎる・遠すぎる・実力が足らない等、様々存在するが、人々
はそのようなものに惹かれ、憧れ、ロマンを追い求めて必死に努力する。
歴史的に見ても、徳川家康をはじめとする多くの武将は天下泰平を目指し、「日本一」の武将になるために幾度となく争いをし、またある人々は遥か遠い「月」に憧れ、前人未到の月面着陸に挑戦するなど、やはり人というのは実現不可能とも言えるような大志を抱く。
そして我々は今、日本ラクロス界において最も遠く、全ラクロッサーが憧れる「日本一」に挑戦しようとしている。
私が関学ラクロス部に入部したのは2年前の春。今年で入部3年目になるが、日本一を目指すのも3年目になる。
個人的な話をすると高校時代の陸上部の頃から日本一を目指してやってきていたので、日本一を目指すようになってから、かれこれ6年にもなる。
負ける度に実感する────
日本一は遠いなぁと。
どれだけ努力しても努力し足りないなと。
努力を実際にしている時は限界までやっているつもりだが、負けてから過去を振り返ると、「もっと頑張れた」と毎回思えてしまう。
本当にどれだけ努力すれば良い景色を見せてくれるのだろうか。
努力したからと言って日本一になれる保証は無いが、日本一になるためには努力するしかない。どれだけ努力しても殆どの人・チームが負けで終わってしまう。
勝負の世界とは残酷な世界だ。
しかし、そのような世界で戦っているのだという認識と覚悟を持って日々を過ごしていくことは、日本一を目指す人間としては重要なことではないだろうか。
一回のミスや一瞬の油断で何千時間と積み上げてきたものが一瞬で水の泡と化してしまう。
そこで覚悟がなければ挫折から二度と戻って来れなくなってしまうと私は思う。
ここで関学ラクロス部の話に戻してみよう。
今年のチーム目標は日本一であるが、正直私が所属して以来最も苦戦を強いられている代であると思う。トップリーグ初戦敗退にはじまり、関関戦敗退を喫するなど、入部してからの2年間では見てこなかった景色が目の前にはあった。
今年のチームは何故こんなにも負けが続いてしまうのだろうか。
メンバーが揃っていない訳ではないし、努力していない訳でもない。日本一を取れるようなポテンシャルを持ったメンバーも沢山いるし、皆大いに努力もしている。例年以上にチームビルディングにも力を入れている。
今振り返ってみると、社会人戦を除くと負け試合の多くが僅差で負けている。
前半は勝っているのに、後半で追いつかれひっくり返されることもあった。
まとめると
実力もあり努力もしている。
大敗はほとんど無く惜敗が多い上に、後半で逆転負けすることもそこそこあった。
これらから言えることは、自覚している人も多いかもしれないが、最終的には精神面が影響して負けていると少しは言えるのではないだろうか。
日本一を目指すという覚悟、そして何より勝利に貪欲であり続けるという事がこのチームには足りていないのではないだろうか。
これらの覚悟がないからこそ負けるのはもちろん、日々の練習の質も下がってしまう。
練習の質が下がれば、それが更に負けに繋がるというように負の連鎖が起こる。
今一度、いやこれからは毎日・毎時間でも自分たちは日本一を目指すんだという事を自分に言い聞かせ、それを行動に移していくことが大切なのではないだろうか。
日本で一番努力することが、日本一に近づくための最もシンプルで最善の方法だと私は思う。
しかし「日本で一番努力するってどれくらいなんだよ」と言われれば、はっきりと答えることはできない。
もちろん定量的にこれくらい努力したという指標も大事ではあるが、全国に何百何千人とラクロッサーがいる中で具体的に努力量を数値化して比較することは不可能に近い。
大前提として想像を絶するほどの努力をすることは大事ではあるが、それに付随して大事なのが、自分自身で「自分は日本で一番努力している」と思えるほど努力することだ。
現状で「僕、私は日本で一番努力していす!」と自信を持って皆の前で断言できる部員はどれくらい居るのだろうか──────。
恐らくほとんどいないと思う。ましてや0人の可能性もあるかもしれない。
でもそれだと絶対に勝てない。
日本一になれない。
部員全員が自信を持って「自分は日本一努力しているんだ」と言い張れるくらい頑張ることが日本一に一歩でも近づく鍵であり、そんなチームになってこそ今年のチームミッションである「関学ラクロスに携わる全ての人を愛し、最高に熱狂的な集団になる」ということを体現できるのではないだろうか。
ただ上記でも言ったように皆努力はしている。しかし日本一を取れるほど努力しているのかと言われれば、そこは疑問形になってしまう。
そこが問題である。
関学ラクロス部としてのラクロス人生の終わりを告げるホイッスルはいつ鳴るか分からない。関西決勝かもしれないし、全学決勝かもしれない。
ただ一つ言えることは、そのホイッスルが鳴るまでは決して満足してはいけない。
満足してしまうと、成長速度が急激に落ちてしまうどころか、成長が止まり衰退していってしまうこともあるだろう。
引退のホイッスルが鳴るまで常に自分と向き合い自己研鑽に努めることが大事である。
これは試合後や試合の翌日からだけではなく、試合中も常にである。
私から言えば試合中こそ本当に成長できる機会が整っているように思える。試合は練習と違って緊張するし、それ故にミスも増えるだろう。ただそこで落ち込んだり、ふてくされるだけだったら本当にもったいない。
おかしな言い方だが、ミスをした時こそ意気揚々と振舞ってほしい。ミスをしたことで初め
て分かる事がある。初めて自分の弱点に気付くことができる。
「弱点を教えてくれてありがとう」と、「おかげで自分はもっと強くなれる」と、それくらいの気持ちで試合に臨むほうが大いに成長する上に、試合でのパフォーマンスも向上しそうだ。
「なんでミスを肯定してるんだよ」と思う人も沢山いるだろう。上記でも言ったように、一つのミスが引退に繋がる可能性もある。
しかしミスをしてから悔やんでも、それは後の祭りである。どうにもならない。
もちろんチームに対しては一言「ごめん」と言ったほうがいいと思うが、ミスを引きずって
パフォーマンスが下がるくらいなら、ミスに対して「ありがとう」とポジティブに捉え、希望に満ちた状態で残りの試合に臨むべきだと私は思う。
ここまで中身があるのか無いのか分からないことをつらつらと書いてきたが、日本一を目指すのであればこれくらいの精神力や行動力は必要なんじゃないでしょうか。
今は夏ということもあり、とにかく暑くてしんどいと思う。毎日の練習に加え、自主練や壁、
筋トレなどとにかく「苦しい」と思う。スタッフも少しでもチームを良くしようと毎日考え
て考えて、ミーティングなどを繰り返し行ってくれていて「大変」だと思う。
だけど今は踏ん張りどころだと思う。
大変な時というのは「大」きく「変」われる時だと言われている。
そしていざという時、負けそうな時、心が折れそうな時にこそ、今まで自分を苦しめていたものが助けてくれる存在となる。
いつか必ず苦しめられていたものに助けられる。そう信じたい。
このブログが公開される頃には開幕戦まであと3日に迫っているはず。
正直3日でどうのこうの出来るほどスポーツの世界は甘くない。だが全学決勝まではというと、約3か月以上もある。
日数に直すと約100日。一日10時間ラクロスと向き合えば、まだ1000時間もある。
いや1000時間「しか」ないという方が正しいのだろうか...。
どちらにせよ意味のある1000時間を過ごせば人は必ず変われます。
我々はまだまだ発展途上です。完成形はありません。想像もできないところまで到達してやりましょう。
ここまでは負けに負けて厳しい現実が目の前にあったが、物語としてはこちらの方が面白いんじゃないでしょうか。
どんな漫画の主人公も最初は苦難の連続で、そこから諦めずに努力し続けたからこそスーパーヒーローになれた。
最弱から最強になるからこそ、大ピンチから大逆転するからこそ読者は引き込まれる。勇気をもらえる、心動かされる。
関学ラクロスが今年のラクロス界の主人公になってやりましょう。
今は最弱の世代と言われているかもしれない。しかし、そんな状況から日本一を取るなんて
最高に面白くて、気持ちいいじゃないですか。
日本一になってやりましょう。
最後には最強の世代だったと言わせましょう。
「努力は時に才能をも超える」
と私は思っている。
有終の美を飾ろう。
こんなにも長い文章をここまで読んでくださりありがとうございました。
次にブログを回すのは岡くんです。
彼といえばラクロスより何よりもイケメンという事が思い浮かぶ部員が多いんじゃないで
しょうか。その見た目通り大学ではモテまくっている模様です。羨ましい限りですね。
ラクロスはというと、ラクロスにおいても自慢のスピードを活かしてかっこいいプレイを
量産しています。そんな彼には今後の活躍に期待です。
じゃあ岡よろしく!
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