ベンチに入る価値とは-4回生 MG 大久保百合-
- kg lacrosse
- 5 日前
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平素よりお世話になっております。
OBG、保護者、関係者の皆様、日頃より多大なるご支援をいただいていること、この場を借りて御礼申し上げます。
トップチームは引退を迎えましたが、
11/8(土)には大西、藤田が率いるCチーム。
11/9(日)には岡、高本が率いるBチームが準決勝を控えております。
一回生チームは「勝ち」にこだわり素敵な景色を沢山見せてくれています。来月には毎週練習試合が控えいる他、京都カップ決勝、ウィンターとその勢いが止まることはありません。
各カテゴリーにあるそれぞれの想いを尊重し引き続き温かいご声援をいただけると幸いです。
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まずは、ブログを回してくれた将太郎くんの紹介をしたいと思います。
将太郎の出会いは初めてラクロスの体験に行った日の神姫バスです。
綾菜と同じく十字架のピアスは忘れられません。
背も高くて顔もカッコよくて将太郎と同じ部活にいることを会う友達みんなに自慢していました笑
練習で見る将太郎の様子はとても人間味を感じて面白い子だなと思っています。
わかりやすく疲れた顔するし、夏には顔見るたびに「塩チャある?」って聞いてきた様子を今でも覚えています。
ラクロス生活の序盤からみんなに「林声出せ!!!」と散々言われていたからこそ、将太郎がプレー中に声を出してたら嬉しい気持ちになっていました。
そんな彼ですが試合になると高身長をしっかり生かし大きな背中でDFをしている姿は逞しく輝いていました。
そんなギャップを持ち合わせる彼は魅力に溢れた立派なトップチームの選手です✨
来年からは同じ業界で働くことになりますが、社会に揉まれて面白くない人間にならないようにお互い頑張りましょう。
翔太郎の紹介はこのくらいにして、本題に入りたいと思います。
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”リーグ戦のベンチ”
ずっと憧れていた舞台でした。
でも昨年までのリーグ戦、たった1回しかそのチャンスを掴むことはできなかった。
私がこの部活生活で後悔するのは2回生です。
この年は大学生活に慣れたことにより、必死にこなす毎日に「楽しさ」を求めるようになりました。
そんな生活の中でのラクロス部生活はこの4年間で最もしんどい1年でした。
ここで一つの分岐点がありました。
それは、
【この一年審判に力を入れるか、入れないか。】
ここで私は後者を選びました。
一回生の頃に受けた審判試験に不合格だった事が引き金となり固くなに審判から目を背け楽な道を選び続けました。
審判を頼まれたら不機嫌になって回避する様子に当時スタッフリーダーだった岩塚まりさんから怒られた日も自分を正当化しながら帰ったことを今でも覚えています。
(まりさん本当に申し訳ありません、。)
そこから楽な道しか選ばず自分にストレスをかけない選択をするのが癖になり、同期スタッフがリーグに関与してる中私だけ関わる事が出来ませんでした。
大切な場面に自分が選ばれていない事に気が付いていても、それを自覚する怖さからあえて気にしないように生活していました。
同じ組織にいるのにチームの勝利がとても遠い。
そう感じるようになりチームの勝敗よりも自分がその日満足いく動きができたかどうかを考えるようになっていきました。
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そんな冴えないポジションにいた私のターニングポイントは「All star」を掲げた2024年のスタッフ組織です。
有沙さんと詩織さんとの面談では、抜かりなく個人と向き合ってくださる姿勢に私もこのチームの一員なんだと認められた気がしました。
ベンチ入りをすること=認められた証
そう捉えていた私にとって、とても新鮮でこの代の先輩達のために1年間頑張ろうと心を入れ替えました。
そして新しく
”勝利に導くスタッフ”
これを証明したいという目標ができました。
備品班を2年間統括したり、Amazonのほしい物リストを開設したり、練習中に雰囲気が良くなるような声かけをしたり、毎試合2時間かけて貢献度取ったり。
気づけば、「勝ちたい」という想いをチーム全体で共有できるようになっていました。
そして迎えたラストイヤー
暑くなり始めた5月下旬ごろから憧れのリーグ戦のベンチ入りを意識するようになりました。
ベンチ発表がされるまでの間、行動の全てが見られている気がして、ゴールも端から端に率先して運んでみたり、ボールを頻繁に探しに行ったり、猛暑の練習では倒れるまで部活頑張るってみんなの前で宣言してみたり、、
単純なことばっかりだけどこの時期は特に頑張っていた記憶があります。
そんなことをして毎日を過ごし、今年のリーグ戦では
【大経戦、京大戦、FINAL3】にベンチ入りをしさせていただきました。
大経戦、勝利。京大戦、勝利。
今までのどんな試合よりも嬉しかった。
京大戦のベンチでは後輩から「ゆりさんが率いるベンチに入れて嬉しかった」そんな言葉をもらい、ベンチに入る価値があるスタッフに成り上がったと思うと本当に嬉しかったです。
自分に自信がついた後に選ばれたFINAL3のタイム。
勝利の喜びをもう一度味うチャンスをいただきました。
嬉しくて嬉しくて毎日阪大戦のことを考えて14日間を過ごしました。
試合前日にはたくさん準備してきたはずなのにイレギュラーな状態が発生することを考えて不安に押しつぶされそうになりました。
迎えた当日。
試合終了の笛が鳴った時、試合結果は3-10。
これまでの4年間を全てかけて臨んだ試合でも勝利を掴むことはできませんでした。
スタッフとしてどう行動していたら勝てたのか。
そんなことが頭をよぎります。
自分にできることを精一杯やり切った私と次に控えていたファイナルのベンチメンバー。
綾菜が書いたブログを見て心が締め付けられました。
みんなが望んで立ちたかったファイナルの舞台。
試合が終わった時から他のスタッフに申し訳ないという思いが頭の中にあります。
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ここまでブログを書きながら改めて4年間を思うと、変わり映えのない毎日に「今日行きたく無いなぁ」って思うこともありました。
けれどラストイヤーはプレイヤーの姿が私のモチベーションでした。
貢献度を取るたびに落ち着いた環境で見る1時間の試合動画。
練習中には、反省を全然始めないし、指示は通らないし、活気も少ない日があるし、とマイナスなことばっかり挙げちゃいますが、大きな舞台で戦うみんなの姿を見て本当にかっこよくて憧れていました。
全力をかけて頑張っている人たちのために自分もやらないと、この人たちのためだったらいくらでもやろう、そんな気持ちで部活に向かっていました。
そう思えるほどの組織に所属できたこと、4年間やりきれたこと、本当に一生の経験になりました。
ラクロス部が中心の大学生活。
沢山の人に恵まれていました。
4年間ありがとうございました!
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最後にお世話になった方々へお礼を述べこのブログを終えたいと思います。
両親
4年間、何不自由なく部活動をさせてくれてありがとう。
毎日「行ってらっしゃい!」と元気に送り出してくれたり、様々な費用も惜しみなく支払ってくれたり、あったかいご飯を作って待っていてくれたりとここには書ききれないほど支えられてきました。
こんなにチームを応援してくれる両親の元で部活動ができたことは本当に幸せなことだと思っています。
ブログの醍醐味である両親への手紙ですがこれ以上は照れくさいので代わりに母の推しプレイヤーを書いておきます。
1人目は3回生LDF田中希くん。
近所に住んでいて道で会ったら爽やかな挨拶をしてくれる姿に「凄く人当たりのいい男の子だわっ」と大絶賛。
なので来年も道で会ったら挨拶してください。
2人目は4回生AT碇武くん。
以前自転車を大久保家に止めており、その度に律儀に挨拶をしてくれたことに加え、最終日にはお菓子まで持ってきてくれた姿に
「ほんとに誠実な男の子だわっ」とずっと言っています。
また帰国後にでも原付止めに来てください。
ー同期スタッフー
歴代で類を見ないほど仲の良い6人と出会えたことは絶対に忘れない一生の財産です✨
一人一人個性が強くてここに書ききれない感謝で溢れます。
言い過ぎと思われるかも知れせんが、本当にみんながいたから部活を続けてこれました。
1週間ぶりに昨日会いましたが、みんなを犬に例えたら尻尾ぶんぶんに振って、綾菜は嬉ションしてたんじゃないかなってぐらいで、みんな目がキラキラしていました。
思い出を語るのが大好きな私たちは同じ話を何回もしてずーと笑い合える最高な友達であり大切な仲間です。
本当にみんなありがとう。これからもよろしくお願いします❤️🔥
ー後輩スタッフー
前回のスタッフミーティングでも話したことを今後も読み返せるように書いておきます。
学年に関係なく何かを掴むためにはそれなりの努力が必要になります。
来年からはスタッフが減り現状としては
【黙ってても学年順にリーグ戦のベンチ入り】はできると思います。
しかしこのベンチを掴むために努力してきた先輩、このベンチに入る価値を考え続けてた先輩がいたことを忘れないでください。
スタッフの人数が変わっても試合の形式は同じです。
だからこそ凄く難しいと思います。
状況に流されるのでは無くしっかり立ち止まってベンチに自分が入る意味をしっかり作ることを念頭においてください。
そして絶対に関西優勝、全国優勝まで走り切ってください💨
ずっと応援しています!
これまで一緒に試合を作ってくれた全スタッフに感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとう。
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次にブログを繋ぐのは中井翔一くんです。
彼とは啓明学院の時から10年間同じ環境で育ってきました。
啓明時代にはサッカー部とほとんど関わったことはなかったのであまり知りませんでしたが高校の時もし仲良くなってたら面白かったやろうなぁと悔しい気持ちです。
関わりは少なかったものの、同じ啓明生である絆は一回生の頃から感じていて、何か練習中に物を頼みたい時にはわざわざ翔一を探したりしていました笑
彼はスタッフと話すのが多分むっちゃ好きで良く近所のおばちゃんみたいに話に入ってくるようなユーモア溢れた優しい子です。
それに加えてファミリー会での彼の存在は場の中心で、みんなを惹き込める素敵な性格の持ち主です。
そんな彼も山あり谷ありの部活生活を送っていたと思います。
彼の濃いラストブログを楽しみにしています!
頼んだ!








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