「一」にこだわる-1回生 AT #3 宮井 優羽-
- kg lacrosse
- 12月3日
- 読了時間: 11分
平素より大変お世話になっております。
保護者の皆様、OB・OGの皆様、ならびに関学ラクロス部に携わるすべての皆様には、日頃より僕たちの活動にご理解とご支援を賜り、心より御礼申し上げます。
今年度も残りわずかとなりましたが、引き続き変わらぬご声援を賜れますよう、部員一同より一層精進してまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
初めまして、ご紹介預かりました一回生ATの宮井優羽です。
とても長く、拙い文章ですが最後まで読んでいただけると幸いです。
まずはブログを回してくれたあゆはの紹介をしたいと思います。彼女は一見とてもおとなしそうな印象があります。しかし話してみるととても話しやすく、話せば話すほど彼女の面白さがわかると思います。たんたんと仕事をこなす姿が印象に残っていて、いつもクロチェもしてくれる頼もしいMGです!これからもよろしく!
さてそれでは本題に入らせていただきます。
まずは自己紹介がてら経歴について話させていただき、このタイトルの思いを伝えたいと思います。僕は中高6年間通して啓明学院アメリカンフットボール部に所属していました。中学ではコロナ禍ということもあり試合も少なく僕らの代は特に目立った戦績は残せませんでした。高校に入り、タッチフットボールからアメリカンフットボールに変わり、タックルが増えたことで戦術も増え、体格も必要になってきました。そんな中僕はもともと体格が小さく一年のうちはボールをキャッチすることだけでも精一杯でなかなか試合で活躍することができませんでした。そのまま迎えた3年生の引退のかかった最後の試合。僕はサイドラインでその最後を見届けることしかできませんでした。試合に負けたことよりも何もこのチームに貢献できなかった自分を妬み、悔しさで家に帰ってからも泣いたのを覚えています。2年生に上がり、同期もどんどん試合に出ていく中、僕は自分の強みは何か分からず迷走していました。そんな中、中1からずっと同じポディションの伊藤がスタメンで出るようになり自分の中で火がつきました。夏合宿に入る前、県合宿にお呼ばれして今回のタイトルにもした「一」にこだわる。を目標に掲げとにかく自分を追い込みました。11する時の初めの一歩目、ランメニューで人より+1ヤード多く走る、ディフェンスよりも一歩前でキャッチしにいく、挙げるとキリが無いのですが「一」という分かりやすく、自分がしんどい時にでも意識しやすいこの目標を立てて努力しました。その結果2年の秋にはスタメンを取ることができ、活躍することができました。3年では2年間引退させられ続けてきた僕らの因縁の相手である大産大附属相手に10対3という接戦を制し、関西大会決勝進出を果たすことができました。今でもその瞬間を思い出すことがあり、何度でも鳥肌が立つ、そんな思い出となりました。決勝では追手門に敗れてしまったものの自分の力を発揮することができ、最後の一秒まで諦めない志を見せつけることができました。今でもこの一にこだわるという目標を掲げて日々練習に臨んでいます。
そんな部活漬けの中高生活を終えて大学生になる時に自分は何をするべきなのかをずっと悩んでいました。
特にこれがしたいということもなく流れのままファイターズに入るのだろうとぼんやりした気持ちのまま引退ライフを楽しんでいました。
このラクロス部に入ろうと思ったきっかけはふとした友達の一言でした。
名前は伏せますが、何か決め事をする時に僕はみんなに合わせ、流されていました。そんな時に彼に、自分の意思がないと言われました。本人はそんなつもりで言ってなかったかもしれないですが僕の中でこの言葉が刺さり、この大学4年間という大事な期間を周りに流されて過ごすのではなく、自分の意思でやりたいことを決めて、目標を立てて努力しようと決心しました。
そんな中、藤崎先輩や山本先輩らが頑張っている姿を見てラクロス部という存在を知りました。体験会に行くと自分の思っている以上にハイスペックに日本一になるため求め続ける声が聞こえ、高校の頃を思い出し、入部しようか悩みました。
そして、4回生には碇さんや田口さんなど自分の中でアメフトをやりたいと思ったきっかけの方々が活躍している姿を見ました。
見てくださってるか分からないのですが僕は4回生のレシーバーの方々がハリセットし、BIG3をかけ、スタートする瞬間が見ていてとても気持ちが良く、関学をも圧倒するスタートダッシュやストーク、キャッチしてからの縦上がりを見てレシーバーになりたいと決意しました。そんな憧れの存在である方々と練習できると考えるとより入部したいと思うようになりました。
そんなこともあり僕はこの部活に入りたいと決意しました。
入部が確定し、先輩方から一年生は気が楽で試合も多く楽しい一年になると伺っており、わくわくしていました。
しかし現実はそう言った楽しさだけではなく、しんどい瞬間も多い1年間でした。確かに試合はとても多く、一年生だけなので横のつながりも増え楽しい時間もありました。
ただ、気づいた頃には17が始まっていました。最初は備品ミスも多く、GSも間に合わないことも多かったので罰として17というキツい罰を受けなければならないのだなと思ってたのですが何故か普通の練習メニューに17という文字が入るようになり、ニアシューをニアで外すとクロスをぶんぶん振り回したこういちさんが近づいてきてバービーをさせられたり、試合の始まる前後には一年生は他大に勝って当たり前だと言われなかなか褒めてもらえなかったりと、気づいたら66が始まっていました。
今までで一番早い一年間でした。
ただ、壁を毎日するなど、あえて強制されることで本当に成長することができました。試合では練習試合含め、負けたのが最初の一試合だけという結果まで出せたのは本当にきついことをしてきたおかげだと思っています。そう言ったこともあり、ユースカップ、京都カップでは優勝することもでき、「本当のラクロスの楽しさ」がわかった一年にもなりました。そんな厳しい中にも愛がある指導をコーチの方々はしてくださり、「本当の楽しさ」というものが知れてとても感謝しています。今後も中高で学んだことを活かし、諦めることなく初心を大事にし、一にこだわり精進して行きたいです。
話は少し変わります。
あんまりこういうことは言いたくないんですが、僕はなんやかんやこんな一年生チームが大好きです。練習中とか関係なく誰よりも常にちょけてるやつもいれば、いつも声が大きく1人で歌を歌っているやつもいれば、GSもストレッチもせずふらふらーっとしているやつもいれば、一生ちょけてて試合の日は必ず僕の最寄りの駅に集まるやつらもいれば、いつもニヤニヤしているやつ、笑い声に難ありのやつ、ほんまに体育会かと思うくらい細いやつ、いつ寝てるんっていうくらいバイト入ってるやつ、足毛えぐいやつ、三限にすら寝坊してくるやつ、たぎりすぎて腰が折れそうなくらい強いチェックを練習からしてくるやつ、ラクロスに人生捧げすぎてるやつ、ちょけ度がもうほぼ啓明のやつ、備品のためにスマホとずっと睨めっこしてるやつ、、、などなど、今考えると全員何かしら個性持ってるメンバーで語るとキリがないほど面白いメンバーです。毎日毎日腹筋が割れそうになるくらい笑わせてくれるくせに、全員僕には持ってない能力を持っていて、愚痴を言いながら練習をしながらも本当にみんな尊敬しています。
個人的な意見ですが、見た目と違い、根は本当に努力家な人が今年は多いように思います。そんな中僕はまだまだ努力が足りず、ウィンターはスターターでは出れないと思いますが、必ず何かしらこのチームに貢献してみんなと喜び合えるように残り僅かですが精一杯やり切りたいと思います。自分の得意な接点を持ちながらの11や、左まくりを残り僅かな時間でもっと磨き、追いつくためにも頑張りたいと思います。
ATへ
正直中山以外だれがスタメンになってもおかしくない状況がずっと続いていて点の稼ぎ合いに何度もなったりして、いい意味で疲れました笑 全員個性があって強みがある中で、気づいたらビビるくらい成長してて自分も本気で焦って準硬通ったりしました。そんなライバル揃いなATの感じが僕は気に入っていて、打倒中山を掲げて2年に上がってもみんなでいいライバル関係を築けるように頑張りましょう!僕も早く追い抜けるようこれからも努力していきます。絶対AT会しましょう。
碇さんへ
本当に1年間ありがとうございました。一回生コーチでもないのにも関わらず、碇さんには感謝の言葉しか出てこないくらい助けていただきました。何度も遅い時間に壁を誘っていただき、本当に助かりました。たった一振りしただけでミスを見抜いてくださり、毎回日が変わるギリギリまでフィードバックしながら壁に付き合っていただき本当に感謝しかないです。シーズン中の忙しい時期の中、僕のフォーム改善するために動画を撮ったり、後ろから見てくださって貴重な時間をいただきありがとうございました。
自分が4回生になったときにあの左ランシューを超えれるくらい上手くなって試合で活躍したいと思います!
まさかこのラクロス部でここまで関わりを持てると思っていなくて、驚きと共に本当に嬉しかったです。1年間ありがとうございました。
こういちさんへ
まずは1年間本当にありがとうございました。こういちさんが居なければ確実にここまで試合に勝つことはできませんでした。その上、年が少ししか離れていないのにも関わらず僕らに対して求め続けて、指導してくださるのは本当に尊敬している部分です。怒る、ということの大切さを中高通して僕は身に染みて感じていて、やはり一瞬でピリッとした雰囲気を作れる能力は本当にすごいと思います。しかもオンとオフの切り替えが早く、オフの時は腹抱えて笑うくらい面白く、こういちさんが居なければ準硬にもそんなに通ってなかったと思います。本当に楽しかったです。絶対あかつき連れて行きます。
かいせいさんへ
こんな僕を見捨てずに、ゆうならやれると何度もラインでも励ましてくださり本当にありがとうございました。本当に助かりました。かいせいさんは僕らの精神安定剤でもあって、いい意味で場を和ませられる存在でした。ミーティング中やのに目が合うとニヤニヤしていたり、66でいいプレーしてもスマホ見ていたり、何がとは言いませんがなんか臭かったりしたんですが、合宿でもみんなわかったと思うんですがキレキレのロールと綺麗なインロールも持っていて、まだまだ僕にない、学ぶことがたくさんあるので今年が終わってからもアドバイスもらいたいです。今後ともよろしくお願いします。
僕は努力して努力し続けるのでかいせいさんは稼いで稼いで稼ぎ続けて早く僕と中山に焼肉を奢ってください。
サマーの件絶対忘れません。
たいがさんへ
まずは1年間本当にありがとうございました。僕はオフェンスなのでそこまで練習中に深く関わることはないと思ってたんですが合宿あたりから何故か11の時に前を見るとたいがさんが入っていて、ちょうど怪我しているとこや防具がないところにチェックを受け、何度も苦しめられました。たいがさんはDなのにクレドルバチバチのショットを打つことができて、アンダーも打てて本当に羨ましい部分も数々ありました。練習中の11で弱いショットを打った時に、なんやそれ〜と何度も言われて何度も悔しい思いしたのでやり返す意味でもまた裏11しましょう。待ってます。
うおきさんへ
1年間本当にありがとうございました。
うおきさんはラクロス部の体験会の時に初めて話しかけていただいた先輩で、啓明セインツの愚痴を話したことを今でも覚えてます。うおきさんは僕の憧れの代の1人でもあり、ラクロスの一年生コーチにうおきさんがいることを知った時にとても嬉しかったのを覚えています。うおきさんはいい意味で見た目通りの人でとても初めから絡みやすく、たまに抜けてるとこはあるんですけどしっかりみんなの前で話す時に自分の思いをすらすらと語っているところが本当に尊敬しています。またたまに、ゆう最近きてるなとか褒めてくれることもあって内心めちゃくちゃ嬉しかったです。ありがとうございました。
最後になりましたが本当にこのチームは横のつながりが強く、普段ふざけていそうな人でも陰ながら努力している、そんなメンバーが集まったチームです。僕たちのオンとオフの切り替え、グラボの寄り、力強いオフェンス、鉄壁のディフェンスに注目していただけると幸いです!!
ウィンターに向け、各々努力してきたことをぶつけ、本気で勝ちに行きます。バラバラそうに見えるチームですが、試合の時は持ち味のチームが「一つ」となって戦う姿を見せ、必ず「一番」になり、優勝したいと思いますので応援のほどよろしくお願いします。
次にブログを回すのは、多分今年の一年生のディフェンスの中で一番11が強いであろう、かがやきこと三宅輝くんです。
彼とはたまにご飯に行ったり門出の家に泊まったりと普段から仲良くさせてもらってます。
彼の持ち味はとにかく対面した時の圧倒的なデカさで、チェックも的確にクロスに向かって伸びてきて、プッシュも強く、しかも11する時にしっかり足で着いてくる選手です。彼のダーティバルクで培ったがたいのデカさと激しくプッシュしつつ、冷静な判断でディフェンス陣全員を助けるそんな彼のプレーに是非注目してください!!
かがやきよろしく〜!!!








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